「千夏ちゃん何をしているの?」
「あっ、ライナさん。流れ星にお願い事をしていたんです」
「流れ星に、お願い事?」
「はい!!私の世界では流れ星が消えるまでに、三回お願い事をすれば願いが叶うとゆういい伝えがあるんです!」
「おいっ、それ本当かっ!?」
私の行動に疑問を抱いて聞いくれたライナさんでは無く、まさかのヒューズさんが食い付いてきた。
何時の間に来たんだろう?
あと、そんな真顔で聞かれても言い伝えは言い伝えだからね。
「あっ、また流れ星!!」
「ライナと結婚、ライナと結婚、ライナと結婚んんんー!!」
ライナさんが流れ星を見つけた途端、ヒューズさんは何時も以上の早口で願い事を言ってる。
流石、セラ1の敏腕ガンナーだからマシンガントークもお手の物なのかな?
(今のはギャグだからね。マシンガンを掛けてみたんだけど――だいぶ無理があったかな?)
でも、声にださず願い事するんだけど……んーまぁ、いっか。
「よし、三回言えたぞっ!!ライナ、俺と結婚してくれっ!!」
「謹んでお断りするわ」
アハハ、ヒューズさんドンマイです。
ライナさんなんて、にこやかに即答したしね。
「おいっ、千夏!!叶わねーじゃねぇか!!」
「いや、あくまでもいい伝えって、さっき言ったじゃないですかっ!!」
星に願いを込めて
(千夏ちゃんを困らせるんじゃないわよ、バカヒューズ!!)
(ギャアアア!!)
(また、ヒューズさんが氷漬けにっ!?)