一般的に、育毛専門の施設には、サロンとクリニックの2種類があります。
この2つの施設の大きな違いは、医療行為があるかどうかです。
育毛サロンは、体質に合った育毛剤の処方やマッサージを行って頭皮環境を改善していくなどの、頭皮ケアから育毛を促すことが目的の施設です。
また、クリニックは、免許がなければ処方できない医薬品を用いた治療や最新の医療器具での発毛医療を受けられるところという違いがあるのです。
男性型脱毛症という名前を聞けば、発症するのは男性のみと思いがちですが、頻度こそ少ないものの、女性でも発症するケースがあります。
AGAが男性の場合なのに対し、女性のケースではFemale Androgenetic Alopecia(女性男性型脱毛症)、その頭文字をとってFAGAと呼ばれています。
症状でいうAGAとの違いは、同じ薄毛でもM字状にはならないこと、全体的に髪のボリュームが失われて薄毛になる点、また、脱毛抑制作用が女性ホルモンにはあるので男性のように進行しないという点です。
最近、いろいろな育毛剤を目にするようになりましたが、そこには成分の中にエタノールが含まれるものも少なくありません。
お酒の成分としても知られるエタノールには、抗菌作用があるとされており、必要な成分が頭皮へと届きやすくなるような効果があると考えられています。
その代わりに、痒みや炎症を引き起こす可能性もあるため、アレルギーなどが心配な人は気を付けて使用しましょう。
プロペシアはAGA治療薬としては一般的な薬剤です。
すべての患者さんに効果がある薬というわけではなく、どちらかといえば向き不向きもある薬ですが、相性が良ければ抜け毛や薄毛などのAGAの状態改善に効果を発揮しますし、毛が成長しても抜けないので見た目にも変化が出ます。
それでも副作用などが生じる可能性も指摘されていて、性欲減退やEDのほか、AST、ALT、ガンマGTPなど肝機能の検査値の上昇といった肝機能障害の兆候が見られる場合もあるわけですし、医師の指導を受けながら注意深く服用する必要があります。
原因も程度もそれぞれですが、薄毛の悩みを抱え、育毛技術の進展を待ちわびる人は大勢いて、実際驚くべき進化を遂げてはいます。
しかしながら、しかし、今でもまだ、どんなタイプの薄毛にも効く万能の育毛方法というのは完成されていないのが現実です。
いかにも有望そうな理論や研究も多く、また実験が繰り返されてはいるのですが、実用化可能なところまで到達したものは未だにありません。
そして、現在利用可能の最新鋭の育毛技術というのは、利用を望むと、高い費用がかかるというのはおわかりでしょう。
それに加え、副作用について分かっていることが非常に少ないという点もあり、簡単に試してみようとするのは、リスクもあることを知っておいてください。