日本では医師からの処方箋がなければ使えない育毛剤もありますが、個人輸入という手段を取れば購入することが可能です。
とはいえ、そもそも個人で買えないということはつまり、強力な成分や有効成分が多く配合されている可能性が高いです。
もし体に合えば、効果を実感しやすくなるでしょう。
けれども、体に合わなかったことを考えると、副作用の心配があります。
また、外国語のサイトや商品説明を理解する必要があるため、詐欺の被害も後を絶ちません。
自己責任だということを理解したうえで利用しましょう。
抜け毛が増えて頭皮が目立つようになると薄毛の悩みが出てきます。
その不安を解消する育毛にはどんなものが考えられるでしょうか。
一般的に育毛のイメージは髪の毛や頭皮ケアに偏りがちですが、実は、生活習慣の見直しや、食生活の見直しも必要になります。
例を挙げると、乳酸菌をとることで腸内環境が改善され、体内の毒素が排出されやすくなったり、頭皮に近い細い血管まで流れが良くなるというメリットもあるのです。
デトックスや血行促進は重要な育毛方法なのです。
暖房器具などの話でよく名前が挙がる遠赤外線とは、長い波長の光で、身体の深部までエネルギーがよく届きます。
遠赤外線は身体を温めるにとどまらず、驚くかもしれませんが、育毛にも効き目があると物語る研究が進んできています。
血流が遠赤外線を当てる事により促進されて、育毛剤をその後に使うと浸透の具合が極めて向上すると見られています。
浸透率が倍増したという報告が挙がった例もあります。
肌のハリツヤを上げるためにコラーゲンが効果的だと聞いたことがある方も多いと思いますが、このコラーゲンは、意外にも、育毛にも効果を発揮するのです。
健康的な肌質に重要な真皮層は肌の下の部分のことで、70%がコラーゲンで形成されていて、コラーゲンが欠乏してくると、ハリや弾力が衰えていきます。
これは皮膚の一部である頭皮も同様の危険性があります。
頭皮にコラーゲンが十分に満たされていると、新陳代謝が活性化して、頭皮がトラブルを抱えにくくなるのです。
テストステロンという男性ホルモンの一つが作用することによって、男性は頑丈な骨格や強い筋肉を作ることでき、濃い体毛や髭、また太い髪が生えます。
でも、とある男性ホルモンが必要以上に分泌されるようになると、頭髪が抜けたり痩せたりして薄毛になり、それから、男性型脱毛症へと進んだりするのです。
そういった理由から、病院で出される薬であれ、市販の育毛剤であれ、男性ホルモンを抑制する成分が配合されることが多いです。
ところで、薄毛や脱毛症を起こす男性ホルモンの正体は、テストステロンから変化したDHT(ジヒドロテストステロン)です。
これの働きにより、薄毛が始まったり、進行したりすることになり、テストステロンをDHTに変えてしまう、5αリダクターゼという酵素を抑制することが大事だと言われているようです。