ほとんどの人の場合、育毛の成果が現れ始めるのが、おでこや生え際などに生えてくる産毛です。
人によっても異なりますが、育毛薬で薄毛治療をしている場合、3ヶ月から半年ほどの期間で、産毛が生えているのを見付けられるかもしれません。
この産毛がそのまま成長し、個々の産毛が毛髪として十分な太さになってゆけば、育毛治療の効果をはっきりと感じることができるでしょう。
抜け毛や将来的な薄毛が気になるという人は、育毛のために自分でできることの手始めとして、血流の改善を心がけましょう。
健康診断で中性脂肪やコレステロールなどの血中脂質が高いと言われた人は、まず確実に血行が悪いと考えるべきでしょう。
血中脂肪が高くなくても、運動不足、低栄養、貧血などで血行が充分でない人もいます。
血液の流れが悪いと、きちんと食事をとっているつもりでも、髪の発毛と生育に必要な栄養や微量元素が頭皮に届かず、血管を通して排出される老廃物が頭皮や毛乳頭周辺に留まるため、成長した髪が早いうちに抜けたり、発毛する力自体が弱まりします。
どちらも、脱毛サイクルが発毛サイクルを上回ることで薄毛の要因になります。
頭皮の血行を維持するというのは、とても大切なことです。
指先で頭皮を軽く押すマッサージで血行を促進しましょう。
洗髪時が手軽ですが、オフィスなど人目が気になる場所では、こめかみから後頭部までの頭皮を、指先を揃えて抑えるように揉むと、無理がなくて良いでしょう。
リフレッシュもできます。
同時に、食生活を見直すことも大事です。
高脂質な食事を避け、血液がサラサラになる納豆やヨーグルトなどの食べ物を取り入れましょう。
また、積極的に運動不足を解消するよう心がけましょう。
生え際が後退してきたのに気づいた時には、即AGA検査を受けましょう。
生え際の後退、頭の天辺の薄毛はAGAの特徴の一つです。
ただ、そういった特徴に当てはまった場合でも絶対にAGAだとはいえないです。
しかし、AGAによる脱毛の場合だと市販品の育毛剤では髪が増えることはまずないので、お金だけでなく、時間も無駄になります。
少しでも早く効果的な治療を行い、これ以上の抜け毛を起こさないためにも、抜け毛の原因がAGAなのか違う原因なのかを検査した方がいいでしょう。
亜鉛は、髪を育てるために必要不可欠な栄養素ですが、その必要量は、毎日15ミリグラムが一日の量となります。
亜鉛は体内での吸収が芳しくない栄養素であるので、中には、50mgを毎日摂取する方もいるそうです。
しかし、同時に多量の亜鉛を体内に摂り入れるとなると頭が痛いなどといった副作用も出てくる場合もあるため、お腹が空いている場合は除いて時間を分けて、摂り入れましょう。
髪の生育の基礎となる地肌には比較的多くの皮脂腺があり、汚れやすい部分でもあります。
分泌が多いと汗や老廃物と混ざって頑固な膜を作ってしまうので、正常な代謝ができなくなって抜け毛やフケの大発生につながります。
従って普段から頭皮の衛生状態を良くすることは育毛の第一歩だと考えていただくと良いでしょう。
すすぎ残りのない洗髪方法は地肌への負担が減ります。
また、使っているシャンプーを変えてみるなど、いつもの習慣の中に地肌ケアをプラスすることによりAGAの治療を助けることができます。