多くのメリットを知られるインプラント治療。
でも、それと裏腹のデメリットもあります。
全ての患者に関わるのは、高額な費用です。
ケースによっては数十万円の負担になるケースもあるのです。
加えて、治療が失敗して障害が残るような健康被害も起こりうるという重大な問題もあります。
ごくまれなことですが、手術後の死亡例もあります。
忘れてはいけないこととして、インプラント治療を始める前にあごの骨に病気や障害がないかどうか確認してください。
特に要注意なのは歯周病や顎関節症で、まず既往症を完全に治しておく問題が生じます。
美容整形や外傷などで、あごの骨を削った経験がある方もリスクを背負っています。
もちろん、こうした既往症があるだけで治療不可と決めつけることはできないので歯科医とのコミュニケーションが何より大事です。
ごく普通の歯科医院で、外来診療を受けてのありふれたケースのインプラント治療もどうしても院内感染のリスクは伴います。
治療を受ける歯科医院を選ぶときは、感染症対策はどうなっているか調べた上で決めることがキーポイントの一つです。
院内感染防止の対策をホームページ上で公開している歯科医院も確実に増加していますので、調べるときは参考になるでしょう。
手術によってインプラントを埋め込んだ後は痛みが落ち着くまでは、安静に生活を送ってください。
普段よりも静かに過ごすようにして負荷がかかる身体運動はしばらく行わないようにしましょう。
傷口に負担がかかり、ふさがりにくくなる場合もあるのです。
運動を習慣にしている方の場合はいつから再開して良いか、歯科医と確認しておきましょう。
普通、インプラント治療の全部が自費治療なので、高額の負担が重くのしかかる方も多いのが当然です。
それでも、クレジットカードが使えるところや、デンタルローンなどの名称で信販会社が作ったローンを利用できる融通の利く歯科医院が多くなりました。
現金で費用を一括払いする必要なく、インプラント治療に取りかかることはできる状況になっています。