父は何故にこうもネタを提供してくれるのか。
先週辺りから動向がおかしいです。母曰く、あるお客様からお酒をいただいたそうで、その日の内に頂き物のお酒が失せたとのこと。
で、後日、姉が謎の透明な液体な入ったカップをテーブルの父の定位置にて見かけて、間もなく現れた父がサッとそれを手に取りシンクに棄てた...。
まさかね〜。
なんて話してて、その事を忘れかけてた昨日の朝、父の溜め息を聞いた。それは酒浸りも深刻な頃によく聞いた溜め息に似ていて、肝臓から来る嫌な咳を聞かなくなって少ししか経たないと言うのにまさかと思い、起きてすぐに会った母にその事を訊ねたら、「私が体のためにアレもコレも注意するからちゃう?」と言う。そうかな?どうなのかな?
なんて、その日の夕方には判明しましたよ。
会社から帰ってすぐに会った父の口臭は完全に...酒浸りも極まった頃の酒の腐った様なあの悪臭でした。
あのって言われてもピンと来ない人が殆どでしょうが、周囲にそう言う人が居たり、自分の体験で知る人ならお分かりだと思う。深酒した後に出るあの排泄物の臭いでもある、あの不潔極まりない悪臭です。
それがまた父の口から、講釈を垂れる度に飛び出てる!
その口から、母に「協力してくれ」と言った。
にもかかわらず。
その口から、病人食を研究して作って膳を運んだ母に「そんなもん食わんぞ」と言った。
私は知っている。これは禁断症状ですよ。それに完全敗北したのをもう包み隠さない。「協力してくれ」って、私たちを馬鹿にしてるのかな?午年なだけに?いや、馬は賢いし、午年も馬鹿じゃ無いですよ。父は父ゆえに馬鹿を発揮しただけなんだなと。
昨年、父の喚いていた最期の審判ね、あれね、正体は人間誰しも死んだら皆最期の審判ですよ。その生は死んだらその一回だけ。だから皆さん、悔いなく大事に生きてください。父みたいに馬鹿やらないで、より良く愉しく朗らかに生きましょう。自他傷つける生き方の愚かさを教えてくれる、父の体を張ったネタは大切にここに拾って記しておきます。
実はこの文章、今まさに悪臭ぶっぱなしながらお客様に講釈を垂れてる父の隣で打ってます。馬鹿になっちゃ駄目ですよん♪
その口から垂れる悪臭の前と後にサーを付けろ!サー!イエッサー!(臭)
...なんてね。