あまり知られていませんが、髪の毛の主成分はケラチンという成分です。
ケラチンは合わせて18種類ものアミノ酸が結合してできた集合体なので、いかに良質なアミノ酸を取るかということが、育毛にとって大切な事だと言えます。
先に述べた18種類のアミノ酸には、必須アミノ酸と呼ばれる、栄養素として摂取するしかないアミノ酸もあるので、毎食時に十分に摂取するようにしましょう。
どのような食品に必須アミノ酸が多く含まれているかというと、大豆や乳製品が挙げられます。
髪の毛の質を高めてハリやコシのある豊かな髪を作るには、血行を促進させる事が大切になります。
血行改善にはやはり、運動することがベストな方法ですが、屋外でのスポーツを長時間やる必要もなく、ストレッチや柔軟体操を15分程度、習慣づけて行うようにすれば、血行不良は改善します。
ストレッチは育毛効果以外にも、コリ固まった全身がほぐされることで、身体の重みや肩こりといった不快な症状が緩和し、気持ちもリラックスできます。
ブドウの種から取り出されるグレープシードオイルは、抗酸化作用がとても強く、様々な効能があります。
抗酸化作用が強いため髪の毛を作る毛母細胞の機能を阻害する活性酸素が上手く働けないようにしてくれます。
それ以外の効能としては、オレイン酸がパサパサした頭皮に油分で潤いをつけてくれます。
ですから、健やかな髪のためには大変有用ですね。
グレープシードオイルは頭皮マッサージに使ったり、料理に使って食べてしまうのも良いですし、サプリとして内服することでも効果が出るでしょう。
パーマというのは、髪にも頭皮にも負担をかけがちです。
だからこそ、パーマの後には、育毛をしないといけない、という気持ちになり、育毛剤も使いたくなります。
でも、傷めた直後の頭皮に、育毛剤を擦りこむのは止めておいた方がいいでしょう。
修復されるまでは育毛剤の使用は控えた方が、後々に響かないでしょう。
パーマの後の洗髪では、強くこするのはNGです。
やわらかく、軽いマッサージのように行なうのが良いです。
そして、その後、濡れたままにしておかず、しっかり乾かします。
育毛を重視するなら、パーマはやめておいた方がよく、もしどうしてもと言うなら、育毛パーマにしておくと頭皮の損傷は、心配しなくてよいレベルにまで抑えられるでしょう。
ヘアスプレー、ジェル、ワックスなどの整髪料には合成界面活性剤を配合したものが少なからずありますから、購入時には気をつけなければいけません。
たんぱく質は毛髪の主要な構成要素ですが界面活性剤には弱いので、大量に使ったりシャンプーのときに上手く洗い落としきれないでいると脱毛を招くもとになります。
AGAの治療を行う際には、もしかするとこれが大敵になるかもしれません。
なるべく髪と地肌にやさしい成分の整髪料を使い、整髪時には地肌への付着を避けるように注意しましょう。