今の日本で、厚生労働省が使用を許可している育毛用の治療薬は、プロペシアとミノキシジルで、前者は内服薬、後者は外用薬として使用されています。
ミノキシジルとプロペシア以外の育毛治療薬を使いたい時には、海外輸入に頼ることになるでしょう。
外国語が下手で個人で輸入手続きをするのが難しいときには、個人輸入を代わってやってくれる会社にお願いしてみましょう。
しかしながら、今の日本で許可されていないので、輸入した薬を使って何かしらの症状が出たとしても全部自分で責任を取る形になるのは当然でしょう。
誰でも一度は、ワカメが髪に良いという話を聞いたことがあると思いますが、海藻類はヨウ素などの栄養素が含まれているので、健康には良いものの毛髪に直接作用する訳ではない、というのがこれまでの常識でした。
けれども、フコイダンという、ワカメや昆布のヌメリ成分に多く含まれる天然成分が毛母細胞を活性化させて発毛に欠かせないIGF−1と呼ばれる物質を増加させることが分かりました。
IGF−1は、ソマトメジンCという名前が付いており、唐辛子や大豆などの食品を摂取した時にも増やすことができます。
国産の育毛剤において特によく見られるのですが、大抵の製品に、グリチルリチン酸ジカリウムという物質が使用されていることがわかります。
漢方薬としては有名な、甘草から抽出されたグリチルリチン酸は、強い甘みがあるのが特徴ですが、この物質にカリウム塩が加わって、抗炎症剤、抗アレルギー剤として、医療の世界でよく使用される化合物となります。
この物質の、育毛剤として発揮する効果としては、乾燥肌、脂性肌、いずれの場合においても頭皮は炎症を起こし、抜け毛の増える原因になり得るのですが、これを抑え、フケの発生や、かゆみを緩和してくれます。
グリチルリチン酸ジカリウム入りの育毛剤を使用するということは、つまり頭皮に働きかける抗炎症作用に期待して、髪にやさしい、健康な状態を保つことにより、薄毛対策とするものです。
様々な種類の薄毛がありますが、特におでこの育毛は難しいとされており、すぐに見てわかる部分でもあります。
つい生え際に目が行くようになったら、AGAかどうかを調べてみるのがいいでしょう。
AGA以外の原因が考えられる時は、毎日頭皮のマッサージをしたり、浸透力の高い育毛剤を使ってみてください。
おでこの薄毛対策は早めが肝心です。
毛生え薬は本当に効能があるのでしょうか?それぞれの製品にもよるものの、育毛剤には髪の毛が生えるのをサポートする効果が期待できる成分が入っています。
もし、その成分との相性がよければ、時には薄毛に効果のあることになり得ましょう。
ただ、即効性のあるものではありませんし、誤った使い方をすると効能を発揮できないこともあります。