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パパに、麦麦焼酎くださいと言われた。
『麦麦焼酎?』
『そう、麦茶割り。』


『なるほど、待っててね。』

と言って、なぜか玄関を出る私。

外に出ると、お財布持ってない。麦茶買えないじゃん。

そんなこと思いながら、母に会いに行こうとしてる私。

すでに病院前を小走りしてる。
今私がかかりつけにしている大学病院。
でも、なぜか入口入ると電車に乗り。病院入口に着く。
まったく違う病院だ。

私は28W26とつぶやきながら階段を上がる。

夜なのに、面会に行く人でごった返している。
8階まで登り、ナースステーションを通り病室の1歩手前で、

何故こんなに近いのに、毎日会いに来てなかったんだろう…
この数字、部屋番号は私が入院してたのと同じじゃないか
母は他界した…?

などと、夢の世界から意識が現実に近ずき、病室が…消えてしまった…

目が覚めると、ちび君がごそごそ起きてた

私は、母に会いそびれてしまった…。

会いたかったなぁ
後1歩だったのに
ちゃんと入口の名前は母の名前だったのに

夢の世界をおかしいと疑ってしまった私

会いたかった…

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