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6とちょっとの因数分解



今ね、勝手に幸せな領域を作ってみるんだ。
寂しいとかあんまり言わないよ、そんなの一時的だと思ってるから。


クラブ棟に行って鬱になっていた。
昨日に引き続きまた…、愚痴を言っていた。
でもそんなもんだよな、って。
あきさんと飲みいこっかってなった。
ふたりとも、状況は似たり寄ったり。
信じて待つしかないからね。
それより、それよりってのが問題なんだよワトソンくん。



私はどうすればいいのだろうか。
彼のお守りはしたくないよ、さすがに。
彼には彼女だっているじゃないか。
彼にそれをするなら違うあの人にそれをしていたいよ。
私が何故甘えさせなければならないのだ。
段々吐き気がしてくるよ。
やはり、…度を弁えなければならない領域はあると思うのだがどうだろうか。
そのうち殴ろうか。





そのうち…、近い未来そんなことになるんだろう的な話をしたら、そんなことダメだよ、みたいな話になり。でも本当に怖いんだ。
先輩に一度話したことがあるんだ、あれは陸上競技場のとこを歩いているときだと思った。そのときと同じ感覚だった。でも、今よりずっと安心感のある言葉だった。それだけは、鮮明に覚えている。
手ぇ繋いでみたくなってね、その頃からあれ、自分おかしいんじゃね、って。


まあ綺麗な過去だね、二ヶ月も前



新歓から一ヶ月、濃かったね、って。濃すぎだよって。あいにとってはキツかったねって言われて、そこで初めてキツかったという単語を聞いて。
どの部分かわからなかった。



私にとっては、そんなんじゃないんだ。辛くない、だって待ってるだけだから。信じて待ってるだけだから。ボーッと。
辛さより心配のが大きかった。話さないならそれでいいんだ。言いたくなったら言うのだってわかってるし。私だって、いつも大事なことは言えず仕舞いだ。
だから最近、話したいって思うんだろうね。でもなにをどう切り出せばいいかわかんないよ。たくさんたまりすぎたのかな。



段々わからなくなってきた


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