スマイル第11話、最終回ネタバレ感想です。
未見の方はご注意下さいませm(_ _)m。
最終回予想として、ビトが処刑されて残された人々がスマイルを取り戻すまでの、『ビトが皆の心に残したものの物語』になるか、ビトが死刑を免れて花ちゃんと幸せになるハッピーエンドか、二通りのラストを考えていました。
あー……、ハッピーエンドで良かった…………。
過程が辛いドラマだったからこそ、幸せになって欲しいと願いつつ、毎週冒頭で『壮絶な生き様を見せた男の物語』って言っちゃってますから。
ビトが処刑されるストーリーもアリだな……(-_-;)とハラハラしておりました。
しっかし、こんなに感想を書きづらい話もないですよー。
テーマも重いし、最終回は特に、印象的なエピソードやいい台詞が多くて。たはー……参ったな。
文章としてはまとまらないと思いますが、ご容赦を。
アタシが一番印象に残ったのは、北川検察官が2000年の事件を冤罪だと知り、悩み、一馬先生に林父の居場所を告げるくだりです。
最後にホント、いい仕事してくれましたなー。
あれで、絶望的だった事が全て好転しましたからね。
実はアタシ、北川検察官嫌いじゃなかったです。
この人表情変わらないし言葉も少なくて感情を読み取りづらかったですけど……、偏見丸出しの古瀬刑事にははっきり嫌悪感を示してたし、彼の仕事には嘘やごまかしは全くなかった。
自分の信じる正義を貫いた結果が、あの裁判だったというだけですから。
しかし、ビトの裁判の最後、勝ったにも関わらず釈然としない表情だったから……、おそらく違和感があったんでしょう。
彼は、自分側の人間が作り上げた冤罪が、一人の人間を死刑判決に追い込んだことを、放置できなかった。
ああいうガチガチの組織に属する人間が、過ちを認めて既に出した結果を覆すのは、さぞや勇気がいることでしょう。
なのに、過ちを認めて一馬先生のところへ出向くなんて……。
『真実を裁きたかっただけ』
それが、彼の心。それを行動で示してくれた彼に拍手を。
10話の、『真実は行動でしか示せない』というのが思い出されました。
柏木刑務官が花ちゃんとビトを会わせてあげるあの行動も、まずありえない無茶っぷりでしたが……、そこはドラマということで。
それをわかっていても、二人の面会シーンは胸打たれましたよ。
彼らの行動があったからこその、笑顔のラストシーンだったな、と。
花ちゃんがなんでビトを好きになったのか、ちゃんとわかりましたね。そこんとこ弱いな〜と思っていたんですが。
そっか、あの子が花ちゃんだったのか……。
ビト、年下キラー(笑)。
そして5年間、周囲の人間には悟ったような顔をして拘置所生活を送っていた、ビトの本心を聞く事ができて、よかったです。
『僕は生きたい』
ほんの僅かでも、二人が会える時間があってよかった。
花ちゃんへの手紙の独白と、処刑室へ続く廊下を歩くビトがかぶるところは、胸が痛かった……。
手紙が終わったところで泣き崩れるビト。
あの涙は……壮絶でしたな。
ずんさん、第1話からずっと、泣きのシーンで涙出るまでに時間かかっちゃってて……、ちょっと心配だったんですが。さすがに泣けたか……。
よかった……。(←こらこら)
一馬先生が林父に証言する決心をさせたところもよかったしなー。
このドラマ全編通してなんですが……やはり、人の心を動かすのは行動や真摯な言葉しかないんだな、と。
アタシも気持ちを行動で表せる人間になりたい。そして、人に対して偏見を持つことなくナチュラルに接することのできる人間になりたいなぁ……と。
思いましたです、はい。
第10話から脚本家の交替があって、色々な憶測を呼んでいるようですが……大人の事情、ってヤツですかね?宅間さん、残念でした(・ω・;)。
難しいところで引き継いだ脚本家さん、大変だったでしょうな……。
でも、よくまとまっていたかな、と。
そして…………細かいツボを言えば。
北川検察官役の甲本さん。
…………この人、甲本ヒロトの実の兄弟って、皆さん知ってました( ̄□ ̄;)!!!?
アタクシ知らなくて(爆笑)!調べてビックリでした〜(^_^;)。
『伊藤一馬法律事務所』が『ユン・ソンギ法律事務所』になってたトコがすごくよかったなぁ……とか。
花ちゃんが移動式多国籍レストランを始めてたりとか。
…………な、なんて行動的なんだ花ちゃん!
両側から刑務官に抱え上げられて露わになった、ずんさんの腰の細さ、とか!(大事なシーンで邪ですみませーんっ)
…………ずんさん、全身焼いたんですな。腹まで黒かった……。
さらに出所してきたビトのナリが!
短髪ーっ!無精髭ーーっっ(゜Д゜;)!!
か、か、か、可愛い……orz。
ま、まさかヅラじゃないですよねアレ?うわー……早く拝みたい(-人-)。
そして大トロキター\(≧▽≦)丿!!
柏木さん、ナイス!
それから。
スマイルの公式サイトによると、オールアップがラストシーンの撮影だという話で。
やりたいと思ってもなかなかできないですよね、コレ。キャスト全員集合でオールアップを迎えられるなんて、素敵じゃあないですか。
さらに、ずんさんスケジュールが許す限り、共演者のアップに駆け付けて挨拶したそうで。
……そういうコトしちゃうトコロ、好きだなぁ(*^_^*)。
最後に。
キャストの皆さん、スタッフの皆さん。3ヶ月半、お疲れ様でしたm(_ _)m。
皆さんの作り出したドラマは、観ていて余りにも心痛く、辛い時もありましたが……、様々な事を考えるきっかけになりました。
そして、松本さん。
これからコンサートの構成始めるんですね。
楽しみにしてますよ〜\(^o^)/。
彼に一息入れるヒマがあるよう、祈っておりますm(_ _)m。