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美大生と幽霊の話

いつか書きたいなと思ってる話の冒頭を勢い任せで書いてみた。
勢い任せ故に誤字脱字修正とかしてないので、細かいミスとか気にしてません。気が向いたら修正します。

どんな話とかはそのうち語るかもしれないし、語らないかもしれない。
幽霊の話とありますが、この文には幽霊でてこないです。

追記から〜

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イメソン@

ひさしぶりのブログ更新ネタとして、がっつりとイメソン語りをしてみようかなと!

イメソンがあると毎日の通勤が楽しいしそれだけで人生がわりと幸せになるので創作やってるとかなりぼっち充できますね

いろいろ自重してなかったりするので追記から!
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みかんの兄さん

あとついでに1年前のいい兄さんの日SS(書きかけ)も上げてしまいましょう。
いつか完成させたいなとおもったまま一年が経ったので取り敢えず供養。

途中まで書いて気に入らなくて書き直したりしたので、無駄に2パターン書いてます。取り敢えずはじめに書いてた方を。

幼少期はわりと友好的な黒ひげ兄弟と、彼らの母上様の存在もちらり。
やっぱりイリシルコンビは落ち着きます。

こちらも追記から。ほんとうに半端で終わりますゆえご注意。
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出遅れ双子の日


完全な出遅れですが、去る11月25日は良い双子の日だったということで。
徒歩組双子のSSですよー。

本編9話の後日談的なノリで見ていただければ。
どことなく不安定で、けど強い想いで結ばれてる。そんな双子が理想ですねってことで、追記から始まります。いつものごとく自己満足クオリティ。

勢いだけで書いたSSはいつも同じような調子になってる気がするので、そろそろパンチを効かせなくてはダメな気がします笑


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プリンセスの悲劇



『ーーそれから、お姫様と王子様はいつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。』



 おとぎ話はいつもこうです。
 どんな困難があっても、さいごのさいごにはお姫様は王子様と結ばれて、幸せになってのハッピーエンド。
 意地悪なおばあさんも、こわいこわい魔法使いも、すてきな隣国の女の子も、その一言にはかないません。
 さいごのさいごには、かならず、お姫様が王子様との幸せを手にするのですから。


 ーーでも、物語は残酷です。本当のお姫様になれるのは、王子様の隣にいられるのは、たった一人なのですから。



 誰だって夢を見るのです。
 それは王子様と結ばれるお姫様の夢。

 誰だってお姫様になりえます。
 ぼろぼろの服を着たいじめられっこだって、ままははに嫌われた白い肌の女の子だって、地上を夢見る人魚だって、花のつぼみに抱かれるような少女だって、みんなお姫様になることができるのです。

 王子様に恋をした女の子は、魔法の力で、時には自分自身の力で、残酷な運命を切り開いて、さいごには幸せになるのでした。めでたくめでたく、いつまでも終わることのない幸せを、大好きな人の隣で手にすることができるのです。


 それはとってもすてきなこと。
 誰もが夢みるおとぎ話。


 そう、それは、わたくしも同じです。

 絵本を閉じて。わたくしは夢見るのです。わたくしにも、きっと王子様がいるのだと。

 いつまでも終わらない幸せを過ごせる、たった一人の王子様。

 そんな王子様と結ばれる幸せなお姫さまを、私は夢みていたのです。

 そしてその王子様が貴方であることを、わたくしは夢みているのです。



 広い世界で巡り会って、わたくしは貴方に惹かれています。貴方を夢みて恋い焦がれています。
 これがおとぎ話であれば、困難の先にきっと、わたくしは貴方と共に幸せに暮らすことが出来るのでしょう。めでたしめでたしなハッピーエンドを迎えることが出来るのでしょう。


 お姫さまは、最後には必ず幸せになれるのです。


 ーーですが、それは本当でしょうか?

 本当に、王子様を夢みたお姫さまは、いつか王子様と結ばれるのでしょうか。

 きっと、王子様と結ばれたお姫様だけが王子様を夢見たわけではないのでしょう。

 物語の主役になれなかったお姫様だって、きっと王子様を夢見て、焦がれたことでしょう。

 王子様に選ばれるのは、いつだって物語のお姫様。
 
 では、物語の主役になれなかったお姫様は、選ばれなかったお姫様は、いったいどうなってしまうのでしょう。


 物語は残酷です。

 たった一人のお姫様の幸せの裏に、どれだけのお姫様の涙があるのでしょう。
 それをすこしも語らずに。めでたしめでたしで幕を閉じる。
 永遠の幸せの影で、多くのお姫様が忘れ去られてしまうのです。



 12時の鐘が鳴ったら、魔法は溶けてしまいます。それでも貴方は、たくさんの想いに見向きもせずに、あのこの元へいってしまうのでしょう。

 もしもガラスの靴を落としたのがわたくしだったならば。貴方はそれを拾い上げて、わたくしをみつけてくださるのでしょうか。


 きっとわたくしは、物語の主人公ではないのでしょう。

 ガラスの靴を手に。貴方はいつか、お姫様を迎えに行くのでしょう。

 そしてそれは、きっとわたくしではないのでしょう。


 選ばれなかったお姫様。忘れ去られてしまうだけのお姫様。王子様との幸せを夢見て、けれどそれは叶わない。叶わないのでしょう。


 わかっています。
 だけど、それでも。


 わたくしは信じるのです。

 貴方は、わたくしの王子様なのだと。


 お姫様が泡になって消えた後に、貴方のお姫様になれるのです。


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