すっかり頭が混乱してしまっていて、まともな記事を書けていませんでしたね
私は、昨日普通に流産手術を受けるつもりだった。
けど、手術前の超音波画像を見た先生から、思いもよらない言葉。
「前の帝王切開の傷の近くに赤ちゃんが妊娠しているんだけど、その事について個人病院の先生何か言ってた?」
私は、何も言われてなかったから、何も言われてませんと伝えた。
病院に戻り、処置の痛さのブログを書いた後、しばらくしてから病室に再び先生登場。
「言い忘れた事がありました。」
と言い初めて、なんだか、帝王切開の傷の近くで赤ちゃんが妊娠している事がマズイらしく、非常に稀な話だけど、帝王切開の傷の断面に赤ちゃんが妊娠していると、それは本当に危ないらしく、流産手術中に大量出血し、最悪死んでしまう。だからそうなる前に子宮を全摘出します。という話をされた。
もし子宮を取りたく無いのであれば、一旦流産手術を中止し、抗がん剤を使って赤ちゃんを処置しますとも喋られた。
私はこの時、稀な場合だとこんな事になるのねと、他人事だった。
先生はそれを話すと、部屋から出たんだけど、しばらくしてまた戻ってきた。
そして、今さっきの稀な話が私に該当すると言われた。
信じられなかった。
その事実は青森では症例無く、仙台で一件、その他で国内に症例は無く、外国では結構そういう症例があったみたい。
1000人に1人の確率らしい…。
医者も、なんせ国内にも症例が無いので、治療方針も手探り状態な事、そして次の妊娠を希望していないのであれば、子宮を全摘出の方が良いし、こうなると子宮摘出を選択する場合が多いのだそう。
私は、バタバタしてる先生と合わせてバタバタと大事な選択をし、これで良かったのかと迷う暇も無く手術室へ。
そして、術後のお腹の傷みと戦いながらの今に至るわけです。
一泊で帰るつもりが二週間の予定になった。
前の記事は、先生から事実を聞いた直後に書いてますから、精神的に混乱してしまっていました。
ご理解下さい。
その可能性が高いらしい…。
仕事先から旦那を呼ぶように先生から言われた。
…ありえないから。
夢?
次の妊娠はもう考えてないんだけど。
けど、取ってしまうって。
…?
意味が分からない。
子宮を残す選択を取ると、厄介さが増す。
ふと考えてしまった。
もし、この子が亡くならなかったら、私どうなってた?
この子はこうなるのわかったから亡くなった?
な…。
なんですか、あの処置は!
痛いなんてものじゃない!
激痛ではないですか!
機械入れる作業はそんなに痛くないんだろうけど、その前に、
「子宮の入り口持ち上げますよ〜。」
と言った後の処置が激痛だった。
体の一部持ち上げないで下さい…。
ああ…。
どうして女ばかり怖い&痛い思いをしなきゃいけないんだ(涙)
参観日中、妊娠して初めて出血…。
ああ。
いよいよ出てくる。
腹痛は特に無い。
けど、いつドバーッと出血するか分からないから怖い。
一応夜用ナプキンを装着…笑
旦那。
義両親に少し喋られただけでお怒りモード…。
私が、
「夜中病院に行くかもしれないから。」
って喋ると、
「飯中に喋るな。」
と言われた…。
今喋るのは息子が居ない隙に喋らなきゃいけないから。
息子は、明日学校から帰って来て初めて、義母から私の入院の事実を知る。
息子はとても神経質な繊細な子で、あっけらかんとした私は時々扱いに困る。
旦那の言い方に腹が立ち、
「じゃあタクシー呼ぶからいいよ。」
と言ったら、義両親に喋られた事を思い出したのかさらに怒り出した。
…頼りない男。
義両親は旦那に、
「もうこういう事が無いように気を付けろ。花ちゃんの体壊れてまう。こういう時おなごがどういう思いするのかわかんねえべさ!男はただ感情に任せて出すだけだからな!」
だった。
…ありがたい言葉。
ちょっと方言キツいけど笑
旦那は知らないけど私はもう気を付ける。
赤ちゃんは駄目でした。
診てくださった先生は、会計の時まで出てきて気にして下さり、良い先生だなと思いました。
悲しかったけど、私は冷静です。
赤ちゃんは、前回の診察の時よりも小さくなっていました。
やっぱり拍動もありませんでした。
「手術は二回帝王切開してるので、ちゃんと入院した方が良いからウチではしない方が良い。」
と言われ、診断書を書いてもらいました。
家に帰ると、すぐ義母が、
「どうだった?」
と聞いてきました。
駄目だった事を伝え、入院しなければいけない事を伝えると、
「結局お母さんに来る。だから、花ちゃんと
の問題とかはもう言うな。お母さんがもしこの先何かあっても、今度は花ちゃんたちが負担しなきゃいけないんだよ?」
と介護の文字を匂わせてきた。
ああそういうもんなのかなあ…と思った。
でも、それ分かってんなら、もう少し気持ちよく引き受けてはくれないかな?
…とはもう言う気力が無かった。
…もう、私に守るものは居ないんだから。