星になりたい

30年前から
何一つ変わっていない

今も昔も
何一つ変わっていない

夢が全くなく
生きてる感覚がなかった

その時代時代を
無駄に過ごしてしまった

気がついたら
時の残骸の山

昔の映画を観て
そこからしっかり生きていれば・・・
そんな後悔しかない

確かに若い時が
あったんだ

昔の音楽を聞いて
そこからしっかりやっていれば・・・
そんな苦味しかない

いつまでも若いと
思い込んでた



秋だな

本当なのかどうか
よく分からない

この無様なウエスト
ここだけなんだ

ここをなんとかしないと
スーツも買えないが

Ｘサイズの店には
行きたくない

無様な中年男の象徴
このウエストが許せない

外に出ず
あれ食えこれ食えと言われ
食ったら食ったで
そりゃ太る

おまけに
薬三昧の日々


20年前はこんなんじゃなかったのに・・・・

明日はハロワ

明後日はスーツ購入

来週以降面接、の予定・・・

気合でこなせ！！

それにしても

やはり古巣の仕事しか

選べないな

仕方ないか・・・

駄目だ

あと一歩の勇気が出ない

パソコンから

プリントアウトして

あのお姉さんの所へ

持って行くだけなのに

何の為にハロワに

来たのだ

腹を括れ

いつまでたっても

決まらないぞ

結構仕事があるのは

分かった

あとは腹を括れるかどうか・・・

次回は決めるのだ

決めてゴールインするのだ

これ以上のグダグダ生活は

許されないからな！！

また逃げたら

シバキ倒す！！

本質的に
ロマンティストな要素を持ったまま歳を重ねてしまい
挙句の果てには精神病を患い
妻子とは離れ離れになり
社会的には抹殺

このまま
若い頃の気分のまま歳を重ねてしまう恐怖を
ずっとずっとずっと感じながら
先の見えぬ恐怖も加え
絶望の溜息

確かなのは
やはりあの頃に戻りたい気持ちの決意
どうしても許せない時の流れ
憧れの思いすら抱く程
憔悴の感覚

恋に

音楽に

文学に

映画に

ロマンは幾らでもあった

手を伸ばせば

そこにあった

でも

今は

何処にもない


どうすればいいかな・・・・

月に濡れた二人は

何処に行ったのかな・・・・