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居候レーヴェさん レンちゃん編終

レンちゃん元気になって学校行くことに。

「レンちゃん!おはよう。もう大丈夫なの?」
「おはよう。もう元気よ。昨日はありがとうね」
「…よぉ」
「おはよう」

挨拶だけで、普通に帰る。
恥ずかしがり屋だからね!
そんな事よりレンちゃんはリディさんと話したくてしょうがない。

「師範代!」
「レンさん…もう具合は大丈夫ですか?」
「ええ、もう大丈夫よ。今日お稽古終わった後、時間ある?」
「はい、ありますよ」
「お話ししたいの。待ってるわね」
「ええ」

そんなわけでそわそわしながら待ってるレンちゃん。

「お待たせしました」
「お疲れ様」
「はい…レンさん、元気になってよかったです」
「うん…この間は、みっともないところを見せてしまって、ごめんなさい…///」
「いえ。私のほうが逆に申し訳ないです」

泣いてるところ見ちゃったし、中途半端に置いてきちゃったし。

「いいのよ。…ねぇ、なんで師範代があの本を持ってたの?」
「あぁ、校庭を歩いていて、ふと上を向いたら落ちてきたんです。ちゃんと掴めてよかったです」
「そうだったのね…」

なんだか嬉しい。

「私、すぐに校庭に降りたのに見当たらなかったから、ほんとに、どうしようかと思って…」うる
「レンさん…そんなに大切にしてくれてるんですね」
「当たり前じゃない!本当によかった…ありがとう」ぎゅ
「!…」なでなで

リディさんの胸に顔うずめるレンちゃん。
ほんとにほんとにあの本大事にしてる。
リディさんはレンの気持ちわかってるつもり。
少なくとも今はほんとに好きなんだろうなって思う。

レンちゃんはリディさんへの想いが強くなっていって、ミシェルと談笑してるところ見るだけでもモヤモヤしちゃう。

そして運命の夏祭りですよ!

ミシェルさんは妊娠発覚したので、一応安定期には入ってるけどレーヴェとお留守番。おめでとうだよ。
ヨシュエス、アガティ、リディさんもなんとか呼び出す。
リディさんあんまり大勢の集まり来てくれないから。
なんとなくそれぞれで行動する流れになった時に、リディさんが知り合いの女性に出会う。大人の女性って感じ。
ちょっと、ほんの一瞬なんだけど、話してるの見て、すごくお似合いだなって思っちゃうレンちゃん。
自分じゃ釣り合わないのかなって、浮かれてたのとか恥ずかしくなって、その場から離れる。
とぼとぼ歩いて人混みからも離れた場所に。

「はぁ、帰ろ。…っ!」
「カーノジョ!一人?彼氏に浮気でもされたの?」
「俺たちと遊ぼうよ」
「…離して」
「俺らとイイことしよー?」
「俺らとエッチなことしよー」
「!」
「おめーそれ言っちゃダメだろ!」
「い、いやっ!」

わりと身の危険を感じる。

「その子俺の彼女なんだけど、離してくれない?」
「あ?なんだテメー」
「カイリ…」
「手、早く離さねーとお前ら全員ころすよ?」
「殺してみろや!」

どりゃーー

「…ざっこ。レン、大丈夫か?」
「…あ、ありがと…」
「お前可愛いんだから、一人じゃあぶねーよ」
「…」
「…一人で来たんじゃないよな?」
「…もう帰るところなの」
「なんだそれ。もうすぐ花火だしさ、せっかくだから見てこうぜ。穴場があるんだ」
「ちょ、ちょっと…!」

不良に絡まれてるところを助けられる、好感度アップですよカイリ君!
ちょっと強引に手ぇ引いていくのもイイ!
ただレンちゃんには逆効果かもしれない!
でも今レンちゃん弱ってるから漬け込みどころかもしれない!
うおおおおお!!!!

少し高台になってるところに出る。

「おっと…昨年より人増えてるかもなぁ。でも少ない方だろ?」
「…そうね、いいんじゃない?」
「だろー」
「手は離してほしいけど」
「わ、わりぃ…///」

ださい!ださいというか恥ずかしいぞ!

「そろそろかな…」

カイリ君が隣で何か言ってるけど全然耳に入ってこないし、リディの姿探しちゃうけど見つかるはずもなく。
花火も始まって、リディと見たかったなって思ったら涙出てくる。

「…っ」ぐす
「レン?おい…」

レンのこと抱きしめるカイリ。

「!やだ、離してっ」
「レン…」

頬に手ぇ添えられて、やばいキスされるって思った瞬間後ろに引っ張られる。
涙も引っ込む。

「きゃっ!」
「!」
「…え…」
「レンさん、ごめんなさい、邪魔させてください」
「おま、!…リディ…最悪」
「ごめんなさい、カイリ君。レンさんいただいていきますね」
「…とっとと消えろ」

レンの手引いて境内の裏へ。

「…ここも穴場なんです」
「…」

ちょっと何が起こってるかわからなくてついていけないレンちゃん。
リディとカイリ、知り合いっぽかったし。
あと手、さっきからずっと繋いだまま。

「…一人にしてしまって、ごめんなさい」
「た、大変だったんだから!男の人たちに囲まれて…レン…」
「?!何かされたんですか?」
「ううん、カイリが…来てくれたから…」
「…そうですか、後でお礼を言っておかないと…レンさんが無事で良かった…怖い思いさせてごめんなさい」ぎゅ

「…レンといるのに他の女の人と話すのはイヤなの」
「…」
「…彼女でもないのにこんなこと言うの、オカシイわよね」泣きそう
「私も、貴方がカイリ君に触られてるの見て、我慢なりませんでした」
「え…」
「彼氏でもないのにこんなこと思っちゃいけませんよね」
「師範代…」
「僕の、可愛い人。誰にも触らせたくない」

頭撫でられて髪にキスされて、頬に触れられて、指の腹で唇撫でられて、ドキドキして動けないし、目が離せない。

「僕だけのものになってくれますか?」
「い、今さらすぎるのよ…もう///」
「ふふ。…まだ、キスされてませんよね?」
「どうだったかしら…」
「意地悪言うお口はこうですよ」

顎クイからのちゅう

「////」
「可愛い。顔真っ赤ですよ」
「し、しはんだ…ん!」
「…これからは二人でいる時くらい名前で呼んでほしいです」
「…リディ///」
「レンさん…レン、大好きです」ぎゅ
「…私も好きよ、リディ」

カイリ君ごめん!
カイリとリディは従兄弟ね。
カイリも昔は剣道やっててそこそこ強かったけど、グレて辞めちゃった。

リディさんきっとSだわ。
お仕置きプレイとか好きそう。嫉妬からの。
バイブハメて拘束放置プレイとか。
あともうひたすらイカせるとかね。いかせ地獄。
言葉責めとかね。
うわー。変態。たまらない。

純情どこいった。
いや、エロは裏設定ってことにしよう。
大丈夫純情。

「花火、全然見れなかったわ…」
「また来年一緒に見ましょう」
「約束よ。よそ見したら許さないんだから」
「肝に銘じておきます」


しかもこれ夏休みだからカイリ君レンと話せないやつね。
リディとは顔合わすか。
お盆とかあるし。(行事があるのか知らんけど)

「カイリ君」
「…んだよ」
「レンさんのこと好きだったんですね」
「うるせー」
「久しぶりにやりませんか、剣道」
「なんでだよ…」
「次の土曜日、キリタニの道場に来てください」
「勝手に決めんな!」

剣道、なんとなく辞めたかったわけじゃないのに辞めちゃったやーつな。
暇だし行くことにする。レンにも会えるかもしれないしというワクワク。
カイリ君かわいいよカイリ君。

道場に行く途中でレーヴェに出会う。

「あれ…カイリ?」
「レーヴェさん!!!こんにちは」
「よお。…あ、今日か、剣道」
「あ、はい。レーヴェさんは?」
「買い物帰り」
「レーヴェさんもスーパーで買い物とかするんですね!」
「お前俺をなんだと思ってるんだ…」

一人で家に向かうのビビってたから、ラッキーって思うカイリ君。

「…よお」
「じゃあ早速着替えましょうか」
「お、おう。…レン」
「いらっしゃい」
「…」

ヨシュアが立ち会ってくれる。
カッコいいところ見せなきゃなって思うけどまぁ無理よね!
師匠みたいなもんだしね!
試合というかもはや一方的にけちょんけちょんにされてシゴかれる。
ココがダメそこもダメって。

「こっちはブランクあるんだよクソジジイが…」
「はぁ…ヨシュア君、手合わせしてみてはどうです?」
「え、いいんですか?」
「なんでもいいよもう…」

何気に互角か、ヨシュアのほうが分があるかなくらい。
いい勝負って感じ。

(ブログ主は剣道さっぱりです。動画見てもさっぱりだった)

「これくらいにしておきましょうか」
「本当にブランクあるの?」
「1年くらい…」
「こんな不良少年ですが中学時代は全国にも行ってたんですよ」
「…」
「すごいんだね…」
「剣道、もうやらないの?」
「…」
「もったいないわね」

ミシェルさんがやってくる。

「ここ、片しとくからお風呂入ってきちゃいなさい。汗すごいでしょ」
「なんで…こんな炎天下の中…」
「この時間しか合わなくてですね…」
「ふふ、案内するね」

男3人でお風呂。
ここの人たちすぐお風呂入るね。
まぁ初対面ではないけど。

「すげー広い!」
「カイリ君、泳いじゃダメですよ」
「誰が泳ぐか!」
「(レーヴェとアガットさんみたい…)レンも言ってたけど、カイリ君はもう剣道やらないの?」
「…」
「やりたいんですよね。素直じゃないから…」
「う、うるせーな」

先にお風呂あがっちゃうカイリ君。

「あら、もう上がったの?」
「お、おう」
「はい、おにぎり。お腹すいたでしょ?」
「さ、サンキュ…///」
「私が作ったんじゃないから、お礼はミシェルに言ってね」
「おう…」

ちょっと悲しい。

「剣道、また始めればいいのに」
「なんで…」
「楽しそうだったじゃない。それに、ちょっとカッコよかったわよ」
「…///」
「師範代にはコテンパにされてたけど」
「うるせー…ジジイなんだからちょっとは衰えろってんだよ」
「ジジイなんて言わないで」
「…はぁ。お前なんであんなおっさんのこと好きなんだよ」
「え…///」
「な、なんだよ」

なんで顔赤くするんだよー!!!!!
まぁ剣道楽しいのは事実だし、また始めようかなって思う。
キリタニで。

ただすぐ後悔することになるけど。
リディレンのラブラブっぷりを目の当たりにして。
アガットに同情される。

となるとカイリ君の相手いなくなるなぁ…
クローゼか?
クローゼならいんじゃない?
政略結婚から始まる恋とかいいと思うよ。
クローゼ様はもちろん処女でお願いします。


「レンちゃん、リディさんとどうなの」
「…何?レーヴェのスパイ?」
「違うよ!個人的に気になるだけ!どこまでいったのかなーとかさぁ」ゲス
「ミシェル…」
「ん?」にこにこ
「胎教に悪いんじゃないの」
「!!!だ、大丈夫、いま寝てる時間!」
「どうだか…」

キス止まりね。
えっちとかしないのかなぁって、レンちゃんは思ってますよ!リディさん!
はよ!

頑なにお家デートを拒否されてたけどようやく解禁されて攻めるけど返り討ちに遭うレンちゃんとか可愛いと思います。

「レンだってもう子どもじゃないのよ?飴一つじゃ満足出来ないわ」迫
「…そうやって大人をからかう悪い子には鞭が必要ですか?」
「えっ」
「大人をからかうと痛い目見るって、わからせてあげる必要がありますね」
「えっ」

これはもう初体験済ませてるver.じゃな。
妄想捗りすぎてやばいな。

「リディ、好き」ちゅ
「…どいてください」

対面座位みたいな体勢ね。

「イヤ。リディ最近冷たい…レンのこと嫌い?」
「もちろん好きですよ。でも、この体勢はちょっと…///」
「…女の子に恥かかせないで?」
「!」

はい致す〜。
みたいな感じが良いかな。
レンちゃんに攻めてほしいすね。
ふふふ

居候レーヴェさん レンちゃん編続

レン中3。15歳の誕生日。

「レンさん」
「なぁに?」
「これを」
「?」
「少し遅れてしまいましたが、誕生日プレゼントです」
「!」
「受け取ってもらえますか?」
「もちろん!開けてもいい?」
「どうぞ」

包装が破れないようにそっとね。
あー可愛い。乙女レンちゃんかわいい。
デレていい。

「ブックカバーね。このお花は?」
「レンの華で蓮華です」
「レンゲ?」

あの、ラーメンのアレではないですよ。
(そもそもハスの花だけどね)

「清らかさの象徴と言われてる花です。レンさんにぴったりだと思って」
「…/// ありがとう。とっても気に入ったわ。大事にするわね」
「ええ」

完全に浮かれてますね。
いやもう恋するのが楽しくてしょうがないお年頃だと思います。

カフェ巡りは済ませたので、次はどこに行こうか考えてたレンちゃんは、本物の蓮を観に行きたいなって思う。
でもカフェとは違って遠出になるけど、連れてってもらえるのかしらってちょっと思う。

「師範代って、車持ってる?」
「一応、持ってますよ。どうしてです?」
「あのね、レン、本物のレンの花を見てみたいの。調べたらね、そろそろ見頃なの」
「そうなんですか」
「…」じーーーーーー
「(かわいい…)…行きますか?」
「うん!」

そろそろ独り占めしたい欲が出てくる頃ですよリディさん!

「うわぁ!すごい!!」
「壮観ですね…」

ハス園みたいなところ行ってみたいなぁ。
レンちゃんは親指姫かなぁ(よくわからん)
めっちゃ写真撮りまくりのレンちゃん。

悪いな、と思いつつはしゃぐレンが可愛くてこっそり写真撮っちゃうリディおじさん。
捕まらないようにね。

「お弁当作ってきたのよ。食べましょう」
「レンさんが作ったんですか?」
「ええ。ミシェルに手伝ってもらっちゃったけど…」
「はは。正直ですね。いただきます」
「おいしい?」
「はい、とっても」
「よかった…」

ゆぅてミシェルさんはほとんど見てただけというか、焼くだけ握るだけくらいしかしてないけどね!
味付けとかはちゃんとレンちゃんがやってるよ!
ミシェルさんのお墨付きよ!
いつでも嫁に行けるよってな!

「今日は晴れたし、お花も満開で綺麗だったし、よかったわ。レンは最高に幸せ」
「そうですね。私もレンさんと来れて良かったです」
「!れ、レンも師範代と来れて嬉しい…当然すぎて言わなかっただけよ?本当よ?」
「ふふ。それは、光栄ですね」

なんだかレンちゃんは昼ドラに出てくるお嬢様みたいな口調にしてしまう(((^-^)))

「また来年も一緒に行ってくれる?」
「ええ」
「ほんと?約束よ!絶対だからね?」
「はい」

覚えてればね。くらい。
多感な時期だから、きっと他に気になる男の子とかも出来てるだろうなって思う。



そして高校ね、特にやりたいこともないので近くてそこそこ偏差値の高い高校に入学する。
ティータも一緒の高校でクラスも一緒になるけど選択科目は一部違うってことにしよう^ ^
御都合主義。

たまたま、本当にたまたまそこの剣道部の外部指導者がリディさんに。
女子に人気のリディさん。
私は家で会えるんだから!と思って学校では接しない。

ある雨の日
6限目の授業が自習になって、レンが初めてプレゼントしてもらった本(誕生日プレゼントに貰ったブックカバーつけて持ち歩いてる)を読んでいると、レンのことが好きな男子に絡まれる。

男の子の名前はうーん、カイリ君で。

しょうもな…と思ってシカトしてたら激昂したカイリに本奪われて窓の外に投げ捨てられる。
レンちゃん、何すんのよ!ってブチ切れてカイリのことグーパンで殴り倒してから外へ。
ティータここで騒動に気づく。遅いよ!

マクロスデルタ見て、女の子のグーパンいいね( '-^ )bって思ったので。
まぁあれは軍人(?)だけど。

クラスから投げたならこのあたりだろうって場所探すけど全く見当たらなくて真っ青。
雨降ってるし、早く見つけたくて校庭駆け回るけどやっぱり見つからない。
まずい、レンが走ると死ぬ。
ティータが傘とタオル持って駆けつける。

「レンちゃん!風邪引いちゃうよ!」
「…どうしよう…」
「え?」

校内放送で呼び出されるレンちゃん。

「れ、レンちゃん、職員室行こう?私も一緒に行くから」
「…うん」

職員室行くと応接室に移動するよう言われる。
そこで何があったか聞かれて答える。
しばらくするとカイリも入ってくる。
無言。
またしばらくするとカイリの母親が入ってきてめちゃくちゃ罵られる。全然耳に入ってこないからノーダメージだけど。

「…」
「うるせークソババア!黙ってろよ!」
「カイリ君!母親になんて口聞くの!」

みたいなやりとり。
そしてミシェル登場。

「失礼します」
「ミシェル!…」
「レンちゃん、女の子なんだからグーパンはだめよ、グーパンは。せめて平手打ちにしよ?」

(ミシェルお姉ちゃん、そこツッコむところじゃないよ…)
廊下で聞き耳立ててるティータ。

「あ、あと先に手ぇ上げたら不利になるから…」
「あなたねぇ!何があったか聞いたの?!うちのカイリ君に!言うことは無いの?!」
「…聞いてますよ。手を上げた事は謝ります。ごめんなさい。…けど、オタクの子も謝るべきだと思いますが?高校生にもなって好きな女の子からかうなんて、恥ずかしくないかね」
「なっ!!」
「!!!!すっ好きじゃねーよ!////」

(お姉ちゃんそれ言ってあげないで…あ )

「うちの子がそんな素行の悪い子を好きになるわけないでしょ!」
「(その話を引っ張るんじゃねえよ!!!!!!!)」
「だいたいその子、孤児なんでしょう?やっぱり母親もいないような子は」
「おい!」
「私が母親ですけど?」
「っ子育てはおままごとじゃないのよ?血も繋がってないのに母親気取り?子どもも産んだことないくせに!」
「!ミシェルにそんなこと言わないで!!」
「血が繋がってなくてもお宅よりよっぽど家族してるわ!息子の話も聞けないボンクラが!」
「な、な、な、…!」ぷるぷる
「…俺が悪かった。レン、ごめん」
「ちょっと!あなたは悪く」
「黙れよクソババア。ホントのことだろ」
「っ」
「…私も殴ったのは謝るわ。ごめんなさい」
「…」
「これで解決でいいですか?」
「あ、は、はい…」

先生存在感なし。
駐車場に向かう。あ、ミシェルさん車。

「ミシェル、ごめんなさい…」
「レンちゃん悪くないんだから謝る事ないよ。ほんとあのババアムカつくわ」
「ごめんなさい…」ぐすっ
「!レンちゃん…よしよし、もう大丈夫だよ?」

実はミシェルさん、子どもが出来ないわけじゃないけど妊娠しにくい体質らしい。
レーヴェもミシェルも子ども欲しがってるの知ってるから、おばさんの暴言でミシェルのこと傷付けたどうしようってなってるレンちゃん。

不妊治療すごいキツイらしいね。
検査とかしたことないけど。。
治療自体もキツイし、費用も高いしで大変らしい。

「レンさん、ミシェルさん」
「!」
「リディさん?どうして…あ、指導か」
「はい。あと、ティータさんが、ここにいれば会えるって教えてくださったので…」

校内放送聞いて職員室前に行ったリディさん、応接室前でかがんでるティータを発見する。
ティータに本を託そうと思うけど、直接渡してあげてほしいって言われて、駐車場側の入り口で待機してた。

「レンさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないですね…」
「ですよね…じゃあ、レンさん、これだけ」
「っ…?…あ、」

差し出されたのは消えた本。

「ぁ…うわあああああああん!」
「「!」」
「あ、あり…あ…」
「れ、レンさん、無理して喋らなくて大丈夫です…その、私はこのあと」
「あ、部活ですよね!レンちゃんのことは任せてください!ありがとうございました」
「いえ、私も付き添えたら良かったんですけど、ごめんなさい。それではまた」

というわけで帰宅。
そしてレンちゃん風邪。
着替えさせてソッコーで病院に連れてく。
肺炎一歩手前の風邪診断で、お薬貰って安静にするということに。
夜レーヴェが部屋に。

「レン、大丈夫か?」
「レーヴェ、レーヴェ…」
「無理するな」
「ううん、大丈夫なの。…聞いて」
「うん?」
「今日ね、学校であった事は聞いた?」
「ああ。レンは悪くないって」
「そうじゃないの、その時にね、相手のお母さんが、ミシェルに…っ」

思い出して涙出てきちゃう。

「レン?」
「こどもも、産んだことないくせにって…言って…っ…ミシェル、絶対傷付いて…ごめんなさい…レンが…っ」
「レン…大丈夫だよ。ミシェルも、何のことか言わなかったが、レンが気に病んでないか心配してたけど、そのことだろうな。お前ら愛し合いすぎて、妬けるぞ」
「…いみわかんなっ…」
「ミシェルのことは心配しなくていいから、今日はゆっくり休め。明日も無理しなくていいからな」
「…うん、ありがとうレーヴェ」
「おやすみ」なでなで
「おやすみなさい」

というわけでこの晩ミシェルさんはハグハグギューの刑(ご褒美)ですね。

翌日レンちゃん微熱程度だけどお休みすることに。
下校時間にティータがキンコンダッシュする。
(終礼終わったらソッコーで帰るの何ていうか忘れた)
レンのお見舞い行こうと。

「ティータ!」
「っ!…カイリ君」
「お前、レンのとこ行くのか?」
「あ、うん、そうだよ。お見舞い」
「…俺も、行く」
「えっ…」
「…」
「う、うん、じゃあ行こうか」

ってゆーか、仲良いクラスだとみんな名前で呼び合ってたりするよね!羨ましい!!

「「…」」

気まずい帰り道。
無言で家まで来ちゃう。

「…道場?」
「うん。…ごめんくださーい」
「はーい」
「!」

ミシェルさん登場。

「ティータちゃんいらっしゃい。あら」
「あの、…昨日はすみませんでした!」ぺこ
「お、おう。お見舞いに、来てくれたの?」
「は、はい…」
「レンちゃんもう結構元気だよ。ティータちゃん居間に案内してあげてくれる?」
「はい」

というわけで居間へ。

「レンちゃん!」
「ティータ…!」
「よ、よお」
「…いらっしゃい」
「もう起きてて大丈夫なの?」
「ええ」
「よかったぁ…これ、今日もらったおたよりと、宿題ね」
「ありがとう」

「ティータちゃーん、ちょっとー」

「はーい!…ちょっと、行ってくるね」
「うん」

(ミシェルのばか…)

「ちょっと二人にしてあげないとね。話しにくいでしょ、彼も」
「うう、ちょっと不安だけど…」
「根は良い子じゃない。ちょっとアガットに似てるかも」
「全然違うよぅ!」
「ふふ、ごめんごめん」


そんなわけで二人残される。
プリント見てるふりするレンちゃん。

「…昨日はごめん」
「いいわよもう」
「…本、見つかったか?」
「ええ」
「…よかった」
「ヨレヨレだけどね」
「ぐ…買う」
「いいのよ。他のじゃ意味ないの」
「…ごめん」
「だからもういいんだってば」
「…」
「おまたせー」
「「!」」

ティータはお茶と食器、ミシェルは炊飯器持って登場。

「…もうご飯?」
「それが違うんだなー。驚けよー」

炊飯器の蓋開けてお皿かぶせて御釜ひっくり返す。

「とりゃー!…じゃーん!」かぱ
「「「…」」」
「どーよ!」ドヤ顔
「何よこれ」
「…プリン、かな?」
「そうだよー!もっと驚いてー!」
「すげーでけープリン…」
「もっと声張ってこ!男の子でしょ!」
「…」
「シャイだね。ふふ」
「ってゆーか、ご飯前にプリン食べるの…」
「まぁまぁ堅いこと言いなさんな」

というわけでプリンを食す。
つついてないよ!
ちゃんとスプーンでとりわけてるよ!

「「美味し〜〜〜!」」
「炊飯器でプリン作るの初めてだけど、成功してよかったー」
「プリンって作れるんだな…」
「当たり前じゃない、何言ってるの?」
「え…ティータの家も手作りのプリン出てくるか?」
「うちは無いかな…」
「だろ?」
「ミシェルは何でも作っちゃうんだから!」ドヤ顔
「なんでお前がドヤ顔なんだよ」

ミシェル自慢。

「ふふ。そうだ、今日カレーなんだけど二人とも食べていく?」
「え…」
「あ、わたしは帰ります。…お姉ちゃんのカレーも捨てがたいけど…うぅぅ」

テンション高め。
ミシェルご飯大好きティータ。

「帰っちゃうの?」
「今日、お母さん達帰ってきてるの」
「そうなの?わざわざありがとう」
「ううん、レンちゃん元気そうでよかった!また明日!あ、無理はしないでね?」
「ふふ、ありがとう」
「…カイリ君、ミシェルお姉ちゃんのカレーすごい美味しいから食べていくといいよ?」
「お、おう」
「それじゃあまたね」

カレーはスパイスたくさん使ってるから、具合悪い時とかに良いらしい。
漢方なんだって聞いた。

「じゃ、食べていくってことでいいのかな?」
「は、はい。…いいんですか?」
「ダメだったら帰ってって言うよ」
「…何か手伝うことありますか?」
「それがないんだよねぇ。宿題でもやってたら?」
「はい…」

というわけで二人で宿題始める。

「…ちゃんと宿題持って帰ってきてるのね」
「真面目だからな」
「ふーん」
「つ、つっこめよ…」
「ふふ」
「…///」
「勉強出来るんだから、ちゃんとすればいいのに」
「…めんどくせーから」
「おぼっちゃまも大変ね」
「うるせー」

おぼっちゃま。
まぁ兄貴とかいるけど超過保護なママンがね。
兄貴に見下されてるとかね。

「レンのかーちゃんかっこいいな」
「ふふ。そうでしょ。自慢のママよ」
「俺もあんくらい若くて美人なかーちゃんがよかったなー」
「親は選べないものね…あ、ごめんなさい」
「いや…」

レンも、孤児だっていうけど、何かあったのかなって思うカイリ君。

「…ここわかんねーんだけど…」
「んー…ここは…」さらさらさらっと
「(顔近い)…///」
「この文法。…なに?」

あっ顔近い…

「レン…」

ガラッ

「「「「…」」」」
「…おかえりなさい」
「「…ただいま」」
「お、お邪魔してます!」ぺこ

ガンッ

「い"っ…!!」
「ちょっと…大丈夫?」
「お、おぅ…」

お兄ちゃんズとの邂逅。

「えっと、お友達?」
「クラスメイトなの」
「カイリ・ナンジョウです…」
「兄のヨシュアとレオンハルト」
「こんばんは」
「どうも…」
「ご飯食べて行くから」
「ご馳走になります」
「ゆっくりしてってください」
「…」
「レーヴェ、着替えてこよう」
「…あぁ」

レオンハルトさんの何だお前感がすごい、ひしひしと、感じるカイリ君でした。


「お前の兄貴?」
「一応ね。レーヴェ…レオンハルトはミシェルの夫」
「まじかよ…」
「ふふ。すごいでしょ」
「マジですげー」

というわけで晩ご飯です。
それではみなさんご一緒にいただきまーす。

「カイリ君のお口に合いますでしょうか」
「マジでうまいです…すげー…泣きそう…」
「えっ大袈裟なんだけど…」
「(本当に涙目だ…)」
「うちの母親料理作らないから…」
「えーそうなの?あんな過保護っぽいのに」
「ミシェル…」
「だってほんとだもん」
「うちは母親じゃなくて料理人が…」
「は?金持ちかよ!」
「ミシェルさん…」


食べ終わってお皿洗いしてくれるカイリ君。
いい子。

「…よし」
「なに、普通に良い子じゃん」
「な、なんスか…///」
「大変だったでしょう?助かっちゃった。ありがとね」
「これくらい全然…」
「…帰り、送って行こうか?」
「いや大丈夫です」

ドアの間から覗いてた夫妻。

「即答だよ。レーヴェ恐れられてるね」
「いやいやいや…ってゆーかほんとにメチャクチャイケメンすね。すげー無修正でこのクオリティ…」感動
「無修正はやめろ…」
「すげー喋ってる…」
「…」
「ふふふ…あはは。おもしろ…っ」
「言っとくけどミシェルも最初こんな感じだったからな」
「そうだっけ?」
「いや、一般人はこうなりますって!いやもうなんか抱いてほしいっす」
「…」

(⊃^-^)⊃
(文字化けしてないかな…)

「うおおおおおおお!」
「…何してるの?」ドン引き
「はっ…」
「あはははは…ひーっ!レンちゃんタイミング良すぎ…っ」
「…もう遅いし、レーヴェ送ってあげたら?そのほうが喜ぶんじゃない?」軽蔑の眼差し
「レン何勘違いしてんだよ…」
「さぁ。私もう寝るから。今日はありがとう。またね」
「お、おう」

なんだかんだ家まで送ってあげる。
ミシェルさんも付き添う。

「素直で可愛い子だったね。アガットに似てるって言ったら、ティータちゃんに怒られちゃった」
「…アガットはあそこまで軽くないだろ」
「んー確かに…」
「どっちかっていうとミシェルに似てる」
「そうかなぁ…どうです?レンちゃんの彼氏に」
「ダメだぞ!」
「お兄さん…」

ごめん完全にリディさんのこと頭から消えてた!
カイリ君可愛い…
既に私が揺れてるってゆー
次もっかいリディさん出します。

居候レーヴェ レンちゃんのお話

レンちゃん中2。

もう既にミシェルとレーヴェ結婚してレーヴェはキリタニに婿入りしました。
結婚話書こうと思ったけどいつも同じになっちゃうし、正直こっちのほうが捗り過ぎたので省きます!
やばい!オリキャラ×キャラほんと捗る。

というわけで師範代リディ×レン

「にゃー」
「にゃー」
「お前ら何してんだ?」
「「あっ!」」
「?」
「「アガットのせいで仔猫が逃げちゃったー!!」」
「シンクロしてんなぁ…」

「最近ネコちゃんがよく来るんだよね」
「あぁ、確かに」
「三毛猫なら見た事あります」
「真っ白な子もいますよね」
「黒猫もいるよな」
「「え」」
「見たことない!アガットずるい!」
「やっぱり不良は動物に好かれるんだね〜」
「誰が不良だ」
((ぷぷ…))
「お前ら笑ってんじゃねえ」
「「ごめんなさい…」」

リディさんとヨシュアね。


道場の裏で茂みと睨めっこしてるレンちゃんを見つけるリディさん。

「レンさん」
「師範代…」
「手をグーにして」
「こう?」

グーにした腕をネコのいる方へ。

「「…」」

くんくん

「わぁ…かわいい」なでなで

にゃー

「…ママがお迎えに来たわ。また遊びに来てね」
「かわいいですね」
「ええ。…ママと一緒が一番よね…」
「それも一つの幸せだと思いますけど…」
「けど?」
「大切なのは血の繋がりだけじゃないと思いますよ。レンさんは今、自分が不幸せだと思いますか?」
「…思わないわ」
「レンさんの周りには素敵な人がたくさんいますからね」
「そうね…師範代とかね?」
「!」
「ふふ、また明日ね」

レンちゃん可愛い。
ちょっとドキッとしちゃうリディさん。
あんま話したことない二人。
お菓子もらうくらい。

俺が、12歳も年下の女の子に…恋…だと!?
な速水さん展開楽しみにしてます。
リディレンは17歳差だけどね。


「レンちゃん、、いつの間にニャンコを手篭めにして…」
「うふふ。いいでしょ」
「どんな魔法使ったの?」
「ナイショよ。師範代が教えてくれたのだけど」
「むむ。リディさん何者…」


夜ミシェルの部屋にて。
レーヴェさんいないので。

「ミシェルはなんで師範代のこと振っちゃったの?」
「えっ…な、なんで知ってるの!」
「見てたもの。すぐに振ってたわよね。ね、何がダメだったの?」
「ダメっていうか…リディさんは、親戚のお兄さんって感じかなぁ。ちっちゃい頃から一緒にいたからね」
「ふぅん」
「レンちゃんリディさんのこと好きなの?」
「…こないだ初めてちゃんと話したから、少し気になっただけ」
「ふふ。そっか」

リディさん、犯罪だよ。ふぁいと

「まだミシェルのこと好きなのかしら」

…レンちゃん、可愛い…!
好きじゃんもう好きじゃん!

「それは無いと思うなぁ」
「そう…」

レンちゃん結構分かりやすいな。
ニマニマしてる。



「にゃーん」
「…これは可愛いネコさんですね」
「ふふ。こんにちは、師範代」
「レンさんこんにちは」
「師範代はお休みの日は何してるの?」
「え…っと、読書ですね」
「それだけ?」
「あとは…カフェ巡りとか」
「そこでも読書?地味ね」
「あは、バレましたか」
「バレバレよ。でも嫌いじゃないわ。今度レンも連れて行ってくれる?」
「えっ」

箒落としちゃうリディさん(外でした)

「…師範代も動揺?することあるのね」
「いや、びっくりしました…まさかレンさんに誘われるとは」
「迷惑かしら?」
「いえ…光栄です。それでは今週末なんかどうですか?」
「いいわ。約束ね」
「迎えにきますね」
「うん!」


あーすげーなんでリディレン書いてるんだろ自分。楽しい。
ちょっと敬語がくどいけど。


「レンちゃん、何かいい事あったの?にこにこだね」
「うふふ。明日ね、デートなの」
「「だっだだ誰と?!」」ガタガタ
「お、落ち着きなよ…ヨシュア君まで…」

私までびっくりしたわ…
レンちゃんはびっくりしてないか…

「レンだってもう中学生よ?デートくらいするわよ」
「だ、誰となんだ?」
「師範代よ」
「はぁ?!リディ?」
「ちょっとお出かけするだけよ。いいでしょ別に」
「だ…」
「レーヴェ」
「リディさんなら僕も安心かな」

だめ…うっ

ほいほい手ぇ出すような知らん人よりかマシだろ。
マシだろってか全然そんな人じゃないしってゆー。

「あんまり束縛してもかえって反抗しちゃうから。相手が分かってるだけマシでしょ?」
「ミシェルは知ってたのか…」びきびき
「いや…デートの話は知らなかったよ」
「なんの話なら知ってたんだ…」
「ちょっと気になってそうな話はしてたけど…まさかデートするなんて。レンちゃん積極的だよね」
「…はぁ。レン…」よよよ
「ふふ。男親の宿命だね…」



そして週末。

「ごめんください」

「リディさん、いらっしゃい。レンちゃんまだ準備中で…上がって待っててください」
「はい」

「レオンさんこんにちは」
「…レンに何かあったら承知しないからな…」鬼の形相
「全力でお守りします」にこ

レンに何かしたらじゃないあたり信用されてるのかなと思うリディさん。
信用も何もって感じだけど。

「師範代、待たせちゃってごめんなさい」
「いえ。それじゃあ行きましょうか」
「夕飯までには戻るわね」
「気をつけてね。いってらっしゃい」
「「行ってきます」」

「…よし、尾けるぞ」
「レーヴェ目立つからすぐバレるよ」
「…ミシェル」
「泣かないの。別にいいじゃないデートくらい」
「うう…GPSつけておけばよかった…」
「…ほんとに嫌われるよ?」

お散歩中の二人。

「今日のレンさんは特別可愛いですね」
「本当に思ってる?」
「はい。しばらく制服姿しか見ていなかったからですかね。可愛いですよ」
「ふふ、ありがとう」

リディさんオススメの喫茶店へ。

「あら、カフェ発掘じゃなくてよかったの?」
「それもいいんですけど、ここなら間違いないと思って」
「そう…じゃあ発掘はまた今度ね」
「…はい」

なんかゴリゴリ来てるなぁ。少女おっかない!
って思うリディさん。

「ここのケーキはどれも美味しいですよ」
「わぁ、迷っちゃうわね。どうしよう…」
「どれが気になりますか?」
「オレンジのケーキと、モンブラン…」
「どちらも頼んでみては?」
「あのねぇ、私女の子よ?2つも食べたら太っちゃうわ」
「ふふ…じゃあ私も頼むので、半分こしましょう」
「本当?やったぁ」

もちろんリディさんの奢りです。
そりゃな!
きゃっきゃしながらお茶。
紅茶もケーキも最高に美味しくて、テンション上がるレンちゃん。

「ねぇ、師範代はまだミシェルのこと好き?」
「……ご存知だったんですか」
「ふふ」

わりと内に秘めてたし、打ち明けてからすぐ終わったようなものだから、誰も知らないと思ってた。
(アストレイ一家全員知ってるよ!)

「レンさん侮れませんね。でももう恋愛感情は無いですよ」
「じゃあ振られてから恋愛した?」
「まぁ人並みに……この話やめませんか?」
「あら、恥ずかしくなっちゃった?」
「そういうことにしておいてください…レンさんはどうして僕のこと誘ってくれたんですか?」
「気になるからよ」
「…」

ストレートだなぁ。
最近の子ってやっぱマセてるのかな。と思うリディさん。
女の子って、年上の男性に憧れる時期とかあるって聞くしな。あるよね。

リディさんもモテるから女性に困ったことはないし、ミシェルのことは本気で好きだったけど付き合ってるわけではないので好きの最中も普通に女遊びとまでは行かないけどそれなりにやる事やってたと思います。そこに愛はない。
ヤリチンやん。

「こないだお話しして、いいなって思ったの」
「い、いいなって…」
「…やっぱりダメかしら」
「だ、ダメというかその、なんでしょう」
「年が離れてるから?」
「それもありますね」
「年が離れてたら恋しちゃいけないの?」
「!!!!」

恋って言ったこの子!!!!
恋してるの?僕に?

「ふふ、師範代、恋のお話し慣れてないのね。かわいい」
「れ、レンさん…からかわないでください」
「あ」
「?」
「今彼女とか奥さんいる?」
「いたら女の子とデートなんてしませんよ」
「…」
「どうしました?」
「デートって思ってくれて嬉しい」
「!…///」

こういう純情っぽい子と接するのってなかなかないからすごいドギマギしちゃう大人リディさん。
流れを変えるために移動する。

本屋さん。

「どのくらいのペースで本読むの?」
「週で1冊くらいですかね」
「結構読むのね。レンにオススメの本ってある?」
「そうですね…これ、読みやすいと思います」
「…読んでみようかしら」

ぐぐっ
リディの手から受け取ろうとしたけど離してもらえない。

「?」
「プレゼントします」
「え、いいわよ。自分で買うわ」
「プレゼントのほうが、読んでくれるかと思って」
「自分で買ったってちゃんと読むわ」
「まぁ、今日の記念に」
「…そお?じゃあお願いしようかしら」
「はい」

「それじゃあそろそろ帰りましょうか」
「そうね…今日は食べていくでしょう?」
「え、帰りますよ」
「でもミシェル、師範代の分も作ってると思うわ」
「え」
「おうちに用意してあるの?」
「いや…」
「聞いてみるわ」

「あ、レンだけど…」

電話しながら向かいの人避けるつもりだったのにリディさんに肩抱き寄せられて硬直する。

「っ…/// あ、ううん、なんでもない、じゃあ連れて帰るわね」
「…」
「…というわけだから一緒に帰るわよ」
「はい」

というわけで夕飯ご馳走になる。
あ、お土産にケーキ買って帰る。
レーヴェさんお気に入りのお店の。

食後

「…」
「(すごい殺気だなぁ…)」
「レンちゃん、紅茶淹れてくれる?」
「ええ」

「…」
「…」
「(無言の圧力が…)」
「…レーヴェ、こわい」
「…」
「ほら、リディさんがケーキ買ってきてくれたんだから、そんな顔しないの」
「…」
「ここのケーキ好きだって聞いて…」
「これくらいで認められたと思うなよ」ぷりぷり
「認めるも何も…」
「リディさん、気にしないで…レンちゃん、男の人と遊ぶなんて初めてだから、気になってしょうがないみたい」
「はぁ…」
「おまたせ…どうしたの?」
「ううん、ケーキいただきましょう」

ケーキ食べてる間もレンとリディがラブラブに見えちゃうレーヴェフィルター。
ゴゴゴゴゴゴ…ってなるけどケーキ一口食べるたびにふにゃってなる。

「(忙しい奴…可愛いけど)レーヴェ、こっちも食べる?」
「うん」
「はい、あーん」
「…ん、うまい」ふにゃ
「(微笑ましいなぁ…)」
「師範代」
「はい?」
「あーん」
「「「!」」」
「あ、あーん…ありがとうございます」
「ふふ」

これは可愛らしい間接キス。

「れ、レンさんも食べますか?」
「じゃあいただこうかしら」
「はい」
「あーん。うん、美味しい。ありがとう」

レーヴェさん死亡。
改めてシスコンだなぁって思うミシェル。
爺様がお酒持ってきてメンズ会始まっちゃって、リディさんお泊りの流れに。

「泊まっていけばいいだろ」
「いやさすがに、帰ります」
「結構お酒飲んだでしょう?雨も降ってるみたいだし、今日は泊まっていったらどうですか?」
「レーヴェのこと気にしなくていいから」
「!」
「えっと、それじゃあお言葉に甘えて…」

その晩は特に何かあるわけじゃないけど、レンちゃん、本一気読み。徹夜。


「レンちゃん、リディさん帰るよ」
「…は!」
「レンちゃん着替え!」


玄関

「師範代!」
「レンさん、おはようございます。昨日はありがとうございました」
「ううん、私もありがとう。この本、すごく面白かったわ」
「もう読み終わったんですか?」
「ええ。だから、また紹介してくれる?」
「もちろんです。今度何か持ってきますね」
「約束よ?カフェ巡りもね!」
「はい。それではまた」
「…あ、まって!」
「はい?…!」

ちゅ

「(レーヴェいなくてよかった)」

「本のお礼よ。またね」
「…///はい」
「お気をつけて〜」ひらひら

「レンちゃん小悪魔だなぁ」
「ほっぺにキスくらい、挨拶でしょ?」
「いやいや…」

リディさんかなり振り回される。
お堅いと見せかけてわりとすぐコロッといっちゃいそう。
16歳になったレンに、もう結婚もできる歳なのよ?って迫られて落ちちゃうといいよ!イイ!
骨折したリディさん(一人暮らし)に尽くしついでに襲っちゃうといいと思う。
既成事実大事よ。
やっちゃえばこっちのもんよ()
初めてなのに口と騎乗位で攻めちゃうとか最高すぎっす。

いやもっと純情でもいいけどね!!!!
レンちゃん喘がすのなんか抵抗ある!

居候レーヴェさん デート編

家事やってるからバイトしてないミシェルさん。
道場にも出てるし。
お小遣い貰ってるけど。
デート前に、可愛い服あまり持ってないことに気がつく。
新調すべきか悩む。

「レンちゃん!助けて!」

一回り年下に助けを求めるミシェルさん。

「どうしたの?」
「ちょ、ちょっと来て…」
「はいはい」

「どの服がいいと思う?」
「着てみて」
「は、はい…」

「ヨシュアー」
「えっちょっと!」
「…入ってもいいのかな」
「いいわよ」
「どうしたの?」
「ミシェル、どう?」
「どうって…可愛いですよ」
「はい次。ヨシュアは一旦出てて」
「あ、うん」
「レンちゃん…」
「早く着替えなさい」
「は、はい…」

このやりとりを3往復ほど。

「ほんとにこれだけしかないの?」
「ほんとにこれだけしかありません…」
「ミシェルさんは、まぁ、しょうがないと思うよ…家にいることの方が多いわけだし…」
「それもそうね。私はこれがいいと思うけど、ヨシュアは?」
「うーん、それもいいけど、こっちかな。レーヴェ、清楚系が好きだと思う」
「じゃあこっちがいいわね」
「そうなんだ…どうしよう私全然清楚じゃないんだけど…」
「ミシェルは美人だし、背筋もピンとしてるし、お行儀もいいし、そこらへんの女の子よりよっぽど清楚だと思うわ」
「たしかに。佇まいが綺麗だよね」
「ええ〜そうかなぁ///」
「しゃべるとちょっとね」
「だめじゃん!」

ガラガラ
「ただいま帰りました」

「「「!」」」
「じゃあデート頑張ってね、ミシェルお姉ちゃん」
「/// レンちゃんもヨシュア君もありがとうね」
「どういたしまして」

というわけでとりあえずヨシュア推しの服で勝負することに。
勝負!と思って勝負下着を買うべきかまた悩み始めるミシェルさんであった。
下着は流石にかおうと思う。
白一択。

そしてデート当日。

「レーヴェ、お待たせ!」
「…ミシェル、似合うな。可愛いよ」
「ほんと?良かった///」
「婆さんの若い頃にそっくりだなぁ」
「えーお婆ちゃんの若い頃ってめちゃくちゃ美人じゃん…」
「ミシェルもめちゃくちゃ美人ってことよ」
「////」
「それじゃあ行こうか」
「うん」
「「「行ってらっしゃい」」」

「…よし、尾けるわよ!」
「今日ティータと約束があるんじゃなかったの…」
「じょうだんよ。…ティータのとこ行ってくる」
「はは…気をつけてね」

これリディレンワンチャンあるなとかすごいどうでもいいこと考えてしまった。どうでもよくないけど。


「ミシェル、手繋ごう」

恋人繋ぎな。

「う、うん///」
「ミシェル、スカートもいいな。似合ってる。可愛いよ」
「そ、それさっきも聞いたから…///」
「何度言ったっていいだろ」
「う、うん」


ラッセル家

「レンちゃん、今日ごキゲンだね。何かあったの?」
「ふふ、今日はね、レーヴェとミシェルの初デートなのよ」
「え!」

「ぶは」

「アガットさん…大丈夫ですか?」
「あらアガット、聞いてたの?」←わざと
「…聞こえただけだ」

「ミシェルお姉ちゃんとレーヴェさん、付き合ってるの?」
「最近ね、付き合い始めたみたい」
「そうなんだ。デートかぁ、うらやましいな〜///」
「ミシェル、ワンピースなんか着ちゃってすっごく可愛かったんだから」
「ミシェルお姉ちゃん、いっつもズボンだもんね…見てみたいなぁ」
「っ…」(ビキビキ)

悔しさでぐぎぎってなるアガットさん。
アガットさんも師範代も、ぽっと出のレーヴェにミシェルのこと持ってかれて結構悔しいと思う。


レヴェミシェはドライブデート。
お家の車借りてきた。

「どこ行くの?」
「内緒」
「えー。ハードル上げてないっすか?」
「む…デートってあんましたことないから、正直自信ない」
「そんなこと言わないでよ!私レーヴェとならどこでもいいよ」
「嬉しいこと言ってくれるな…」
「へへへ」

ここでもメガヴェさん。

「メガヴェ最高っす」
「なんだメガヴェって…ほら、」
「…うおーーーーー!!!!」
「すごいな」
「すごい!きれーーーーー!!!!!」
「ネモフィラって言うんだって」
「すごいすごい!私こういう花畑って初めて!うわーーー」

開花時期は気にしないでください。

「あの、写真撮ってもらえますか?」
「お前それ誤解されそうだからやめろ。普通に言え」
「ふへへ。写真撮ろ?」
「うん」

「はいにこにー」(σ≧▽≦)σ

「なんだそれ」
「これが一番いい笑顔になれるの!」
「はいはいかわいいかわいい」
「…」ぷくー
「本当にかわいいよ。それも可愛い」つん
「ふん」
「アイス買ってあげるから機嫌なおしてくれ」
「もー!そんなんで機嫌直すのエステルちゃんくらいだよ!」
「おい」


「はっくしゅん」←エステル
「エステル、風邪か?」
「いや…」


「美味しい!」
「(…単純)」
「レーヴェもどうぞ」
「うん、美味い」
「ふふ。間接チューだね」
「…」

( ´∀`)σ)∀`)
(文字化けしてないかな)

「やめー」
「そろそろ移動しよう」
「ざわざわしとるな…///」

というわけで都内へ。
レーヴェさん御用達のお店に。

「ちょっと買い物付き合ってくれるか?」
「うん」

アクセサリー屋さんね。
カタログのモデルもやってる。

「やあ、レーヴェ君いらっしゃい」
「どうも」
「もしや彼女かな?」
「ええ、まぁ」
「こ、こんにちは…///」
「フフフ、自慢しに来たんだね」
「そんなんじゃないですって」
「あはは…私、お店の中見てるね…」

すげー眩しいよ店内。
こんな店来たことないよ…と思ってる。
置いてあるカタログのレーヴェさん見てドキドキする。
そういえばテレビとか雑誌のレーヴェさんてあんま見たことなかった。
裸にネックレスしてるのなんかエロいんだよなぁって、毎回思ってた。

「…かわいい…」
「そちらでしたら女性の方もよく購入されていきますよ。可愛いいですよね」
「あ、はい…」
「付けてみますか?」
「いやぁ…買わないので…」
「着けるだけならタダですよ。気になったのあったら仰ってくださいね」
「はい、ありがとうございます」

怖い!疲れる!レーヴェまだかね。
まだっぽい!
高いなぁ高いなぁ。ケースに触るのも怖いぜ…
テンション上がって疲れるぜ…
ってなってるうちにレーヴェに呼びかけられる。

「ミシェル、お待たせ」
「あ、うん」
「またね。彼女君は一人で来てくれたら僕がエスコートしてあげよう」
「あはは…また」ぺこ

「ごめんな、ほったらかして」
「ううん」
「(これ相当疲れてるな)…そろそろ飯にするか」
「うん」

軽く反応薄い感じ。
イタリアンね。
普段和食ばっかりだからね。

「あふん。おいしかったぁ…」とろん
「ふ…気に入ってもらえてよかった」
「なんだかみんなに悪いなぁ…えへへ」
「ミシェル、今日は付き合わせてすまなかったな」
「え…ううん、楽しかったよ!ありがとう」
「今日のお礼」
「え、何…?」
「開けてみて」
「……こ、これ…!」
「買っちゃった」
「か、買っちゃったって…これ、めっちゃ高かったんだけど…」涙目

アクセサリー屋さんのあれ。

「店員さんが教えてくれたんだけど、、実はそんないらなかった?」
「ううん、本当に可愛いって思ったけど…悪いよ」
「そんなこと言わないでくれ」
「はう…だって…お返し出来ないよ」
「いやむしろこれがお返しだから」
「え?」
「いつも家のことしてもらってるしな」
「それただの家事だよ!レーヴェだけの為にやってるんじゃないし…」
「ご飯も美味しいし。ほんとはこんなイタリアンより、あ、こんなイタリアンって言っちゃった。美味しいけど。ミシェルの手料理のほうが、俺は好きだよ」
「あぅ、ありがとう///…もっと精進します」
「今日も、どうしようか迷ったけど、たまにはな」
「う、うん、ありがとう」
「あと、いつも甘えさせてくれる。夜とかな」
「ば、ばか!////」
「冗談だよ。でも本当に、いつもありがとう」
「わ、私も、いつもレーヴェに甘えさせてもらってるつもりだよ?ありがとうね///」
「ネックレスも、ありがとうって受け取って欲しかったな」
「!ほんとにびっくりしたんだもん…嬉しいよ、ありがとう。大事にします」パタン
「いやしろよ」
「だってこわいもん!」
「貸せ」
「あ!」

ネックレスつけてあげる。

「うわああああ◯十万が首にいいいい」
「値段を言うな…」

そして帰宅。
今日あったこと話して、おやすみなさいする。

「今日はレーヴェどっちで寝ると思う?」
「んー、やっぱりミシェルさんのところじゃない?」

ガラ

「…なんだ、まだ起きてたのか」
「「…」」じーーーーー

デジャヴ

「レーヴェ、ミシェルと寝なくていいの?」
「いいの」
「…じゃあレンがミシェルと寝てくる!」
「え」
「じゃあね!」

パタン

「…よかったの?」
「よかったの」

たまにはね!デートのあとだから逆にね!
で、勝負下着買っちゃったというか装着してたミシェルさんはちょっとつらい。

「ミシェルー」
「レンちゃん、どうしたの?」
「一緒に寝てもいい?」
「いいよー」
「今日のお話聞かせて?」
「さっき話したので全部だよ!」
「もっと詳しくよ」ハート
「レンちゃんこわい…」
「ふふ」

レンちゃんとお話しして、グッナイ。
何気にレーヴェもヨシュアと話してると思います。
奴らブラコンだからな!


「レーヴェ、今日朝から仕事でしょ」
「んん…ミシェル」

がば

「ちょ!レーヴェ!!」

ガラ

「朝だよー………」
「ミシェルさん…」
「は…あれ?…ヨシュア、何してるんだ」
「僕のセリフなんだけど?」
「弟に何してんのよ!っのばかー!!!」

枕どーん

「いっ…」
「早く顔洗ってご飯食べに来なさい」
「…ヨシュア、ごめん」
「い、いいから早くどいてくれる?」
「はい…」

「もう喧嘩?仲良いわね」
「ケンカしたのに仲がいいの?」
「喧嘩するほど仲が良いって言うのよ」
「ふぅん…」

「ミシェル…朝は寝惚けてて…」
「あっそー」
「別にヨシュアに何かしようとしたわけじゃない!ミシェルと勘違いして…」
「じゃああのままキスとかしちゃったかもなんだね!最低」
「ミシェル…ネックレスしてくれて嬉しい」
「誤魔化さない」
「ミシェル」ちゅ
「…ばか///」
「ふ…じゃあ、行ってくる」
「うん、気をつけてね」

新婚さんみたいな朝ね!
ニヤニヤしちゃうね!

今更だけどかすみお姉ちゃんみたいな人(長女)出せばよかった。

居候レーヴェさん続々々

「私が家継ぐのは構わないんだけど、みんなそれでいいのかなぁ。師範代もいるのに…」
「お爺さんもいいって言ってるなら、いいんじゃないか?」
「うーん」
「ミシェルさん、指導者に向いてると思いますよ」
「そうかなぁ〜、えへへ」
「ほんと乗せられやすいよな」
「う、うるさいなぁ」

そして師範代に告白されるミシェルさんね。
師範代の名前何がいいかな。リディでいっか。

「ミシェルさん、少しお時間ありますか?」
「はい」

「ミシェル、大丈夫かしら」
「何が?」
「女のカンよ」
「…」

レンちゃんよく見学してる。あとお手伝いも。
道場の裏でヨシュアと覗き見。

「ミシェルさん、私とお付き合いしていただけませんか?」
((!))
「へっ!?」
「ずっと、貴方の事を見てきました。好きです」
「////」
「返事、今じゃなくてもいいので、聞かせてください」
「あ、あの!」
「はい」
「あの、お気持ちは嬉しいです。でも…私、リディさんとはお付き合い出来ません…ごめんなさい…」
「猶予なしかぁ…ですよね」笑
「…」
「ごめんなさい、…まだ、ここにいてもいいですか?」
「も、もちろんです!」
「よかった…これからもよろしくお願いしますね」
「は、はい!」

師範代、ミシェルが二十歳になるまで待ってた。
あ、師範代はレーヴェと同い年。
だからたまに爺様とアガットと4人で飲んだりもする。
みんなミシェルのこと好きじゃん!こわい!
アガットはわりと好き好きアピールしてる(無自覚)
リディは一切出さない(本人以外に対しては)
レーヴェはどっちとも言えない発言する。

「ミシェルって、レーヴェのことが好きなのかしらね」
「うーん、ミシェルさんて、よくわからないところあるから…」

ガラ

「…まだ起きてたのか」
「「…」」じーーーーーー
「な、なんだ二人して…もう寝なさい」
「レーヴェ、ミシェル、モテるのよ」
「…知ってる」
「今日もね、シハンダイに告白されてたの」
「そうか…」
「気にならないの?」
「どうせ断ったんだろ」
「!なんでわかるの?」
「なんとなく…ほらもう寝なさい」
「「はぁい」」

なんか疲れたミシェルさん。
アガットに告白された時も、疲れた。
ごめんなさいって言うの、疲れる。
いや気持ちは嬉しいけど。
申し訳なくなる。

身体がダルい。

「ミシェル?」
「ん…」
「飲んだのか?」
「飲んでない」
「顔赤いぞ」

おでこ触ると熱い。

「!熱あるだろお前…」
「んー…」
「立てるか?」
「ここで寝る」
「馬鹿言うな。…ほら、掴まれ」
「ん」

お姫様抱っこで布団まで連れてってあげる。

「タオル、冷やしてくるから…」
「…いかないで」
「ミシェル…すぐに戻るよ」
「レーヴェの手で冷やして…」

レーヴェの手を取って胸に当てる。

「!」
「…甘えていいって、ゆった」
「…ミシェル、だめだ」

と言いながらつい手に力が入っちゃうレーヴェさん。

「あっ…///」
「!」エロすぎる

いっぱいいっぱいのレーヴェさん。
ブチ切れそう(理性が)

「レーヴェ…すき」
「っ…ミシェル、ごめん」
「え…アッ」

素面じゃないお前を抱くことを許してくれ。のごめん。

というわけでいただきます。
ゴム…と思ったらミシェルの二十歳の誕生日に友達(シェラ)がゴムくれてたのでそれ開封することに。
声出ちゃうから愛撫してる間はずっと指咥えさせてハメてる間はずっとキスしてるとか萌えすぎる。

感想
ミシェル、エロすぎだ。

「ん…」
「ミシェル、おはよう」
「おは…えっ!!////ひゃあああ…」
「ふ…さすがに覚えてるか?熱、下がったみたいでよかった。汗かいたからかな」
「だまって…////」
「ミシェル、可愛かった…一生分のキスしたな」
「ばか!…あれで…一生分なの?」
「さすがに足りないか…ミシェル」ちゅっちゅ

ガラッ

「ミシェル、…あ、ごめん」バタン←アンナさん
「「!!!!」」

「…死のう」
「…」
「私お風呂入ってくる!」
「おい…」

事後のまま自室に戻るのは気がひけるのでミシェルさんの部屋で待機することに。
というか一眠り。

「レーヴェ、起きて。仕事は?」
「ん、昼から…」
「私学校行ってくるね!…」ちゅ
「!行ってらっしゃい」

可愛い…

レーヴェさんもシャワー浴びて、居間へ。

「おはよう青年」
「アンナさん…」
「本気なの?」
「本気です」
「言ったな」
「言いました」
「ミシェルのこと、頼んだからね」
「はい」
「みんな一緒に暮らしてるんだから、ちょっとは考えなさいよ」
「気をつけます…」

はー怖かった。
アンナさん、慣れると当たりがキツい。
それも愛だけど。

仕事から帰ると何故かミシェルに避けられる。

「レーヴェ、ミシェルと喧嘩でもしたの?」
「してない…」
「じゃあなんで避けられてるのよ」
「俺が聞きたい…」

台所のミシェルさんに突撃。

「ミシェル?」
「!な、なに」
「俺のこと避けてる?」
「避けてない…ちょ、ちょっと…///」

ミシェルの後ろからシンク掴んでガッチリガード。

「いや、おかしいだろ。朝はあんなに…」
「わーわーわー!」
「…後悔してるのか?」
「…し、して、してないよ!」
「じゃあどうして…」
「私たち、その、どういう関係?」
「へ…あ、あぁ、そういうことか」
「…」
「ごめんミシェル、順番狂いすぎだな。…好きだよ。俺の、彼女になってくれるか?」
「う、うん///」
「ミシェル、愛してる」
「レーヴェ…」

キスされちゃう…

「ミシェル、どうしたのよ騒いで」
「せい!」
「ぐふっ」
「つ、突きの練習を…」
「そ、そう…」
「下手くそか…」
「う、うるさいなぁ!ご飯にしよ!」


また縁側。
もう寄り添ってる。
ミシェルさんはベタベタしたい派。

「ミシェル、今度もしピアス開けたくなったらまず俺に言え」
「え、なんで…」

がぶ

「ひゃ!いった…何すんの///」
「身体に穴開けるくらいなら俺が気がすむまで噛んでやるから」
「い、意味わかんない…」
「ミシェルがピアス開けるの、やっぱり自傷行為だと思うんだ…やめてほしい」
「…」
「ミシェル、耳感じやすいのにピアスしてると舐めにくいし」
「ばかじゃないの!」
「事実だろ」
「…///ピアス開けるのは、…我慢するから、その分レーヴェで満たしてね…」
「…お前ほんとにエロいな」

バシ



「初めて、全部レーヴェで、よかったな…えへへ」
「…キスは昨日が初めてじゃないぞ」
「え?」
「…本当に覚えてないんだな」
「どういうこと?」
「実演してやる。お前に襲われた時のこと」
「は、はぁ?!」

そして実演してあげる。

「ふぇ…///」とろん
「ミシェルは真性のエロだな」
「ばか!誰と間違えてるのよ!」
「いやだから酔ったミシェルが…」
「うそつき!さいてー!」
「嘘じゃない。…今度ミシェルが酒飲むときはビデオ回しておくか。きっとすごいのが撮れるぞ」
「どうぞご勝手に!」
「言ったからな」

これ完全に後悔するやつな。
そして外でお酒飲めなくなるやつ。


とある朝。

「ふぁ〜…は、なんで裸?!」
「ん…」
「!寝込み襲うなんてさいてー!!」ボコボコ
「!いて!やめ、やめろ!」
「ううう…レーヴェのえっち!」
「お前が誘ってきたんだろ…」
「そんなわけないでしょ!ばか!」
「…今日は証拠だってあるんだぞ」
「は…?」

というわけでビデオ鑑賞会。

『いえーい』ぴーすぴーす
『ミシェルちゃんいいよー可愛いよーもっと笑顔くださーい』←カメラマンの真似
『えへへ…レーヴェ!』
『!ミシェル、あぶな…ん』
『ちゅっちゅっ』
『ミシェ…っ』
『レーヴェ、レーヴェ、ちゅっちゅ』

「わかったからもうやめよ…////」
「まだ続きがあるんだ」

『レーヴェ、舐めていい?』
『え…ここで?』
『舐めたい』
『う、うん…』
『はむ…んっん』

すごい音が聞こえる

「……」
「これはあまりにもだったんでカメラ向けられなかった」
「…死のう」

『ミシェッ…いきそ…』
『らひていいよ…ちょうらい?』
『!…ぁ…イッ…く…はぁ…』
『ん、ん、んく…はぁ』
『おま、飲んだの?』
『うん…』

「も、もういいから…////」
「あとちょっとだから」
「やだ!もう聞きたくない!離して!」

耳塞ぐの見越して腕拘束してた。

『私のことも気持ちヨクして?』
『…部屋行こう』

「つーか居間かよ!」
「ミシェル、大胆だよな」
「…」死んだ

『あぁん…らめ…そこ…きもちぃ…あっあっ』
『ミシェル、声』
『だ、って、気持ちいいから…出ちゃうっあっ』
『咥えてて』

69

『あん…さっき出したばっかなのに…おっきぃ…///』
『ミシェルがエロいからだ』ジュルジュル
『んっ!ん…はぁ…んんんッだめ…そこ舐めちゃっ…』
『嘘つけ。こんなに押し付けて。もっとして欲しいんだろ』
『やっ…も、もう…きちゃ…ダメっ…あ…なん、で…』
『ミシェルがダメって言うから』
『…レーヴェ…』
『どうした?』
『やめないで…』
『どうして欲しいか言ってごらん』
『あ…レーヴェの、レーヴェの-------挿れて///』
『どこに?』
『うぅ…私の--------っ////』
『しょうがないな』
『んんっ!!!』


「もうやだ…っ////」
「酒飲むとどうなるかわかったか?」
「わかった…わかったからもう止めて」
「もうすぐ終わりなのに?」
「もういい!」
「これからがいいところなのに…」
「消して!今すぐ!」
「わかったよ…」

羞恥で死にたいミシェルさん。

「ミシェル、さっきからもじもじしてどうした?」
「べ、別に!離して…///」
「ミシェル今日休みだよな?」
「そ、そうだけど…っ!」
「濡れてる」
「ち、ちがっあっ」
「ビデオ見て興奮した?」
「っ」ふるふる
「俺は興奮したよ」

昂ぶってるご子息をミシェルのお尻に押し付ける。

「!」
「ミシェル、挿れるぞ」
「やっだめ!あっ…!」
「ミシェル…っ」ふんふん
「やっ…そんな、したらっ…すぐイッ…っ」
「俺も…もうヤバい…」
「やっ…だめ…ダメ…んんんっ」

ビクビクッ

お尻へ。

「(危なかった…)」
「レーヴェのばか…ぐす」
「!ミシェル、ごめん」
「…やだって言ったのに…」
「ごめん…」
「身体ばっかりはイヤ…」
「うん…今度デートしようか」
「え、いいの?」
「当たり前だろ。付き合ってるんだから」

ちょっと安心するミシェルさん。
不安ばっかりだった。
家でちょっといちゃついて、ヤるだけだったので。
ゆうてまだそんなに経ってないけど。

次回デート。
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