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引っ越し


お久しぶりです。

皆さんコメントありがとう。
報告と一緒にコメの返事もここでさせてください。

あたしね、引っ越しするの。
前も言ったけど、転職するんだ。

言ったか忘れたんだけど、比呂も転職するんで、うちら一緒に引っ越す予定だったんだ。

だから引っ越し資金も二人で貯めててさ。

比呂は何も言ってこなかったんだけど、さすがにあたしも連絡しないわけにはいかなくて…

÷2するかって事にしたんだけどさ、÷2したら引っ越し出来ないのよ。
だって2人とも引っ越しが必要だから。

そしたら比呂がさ、また一緒に住む?今の関係のまま。って言ったんだ。

あたし色んな事考えたよ。

彼女という立場じゃなきゃ一緒に居ても迷惑かけないんじゃないかとか。

でも、どうなのよ?
彼女じゃないのに一緒に住むって。

まただんまり決め込んでたら、もう彼氏彼女はどうでもいいんで、リアルにアパート決めましょうと話はどんどん進み…

どんどん進み…っていうかさ、結局それしかなかったっていうのに近いんだよね。

うちらが別れるなんて誰も疑いもしなかった事だったわけだし…、間違いなく引っ越しも一緒だと思ってたからさ。

お互いお金が貯まるまでって事で、完全部屋別のシェアで決めました。

比呂まかせにしてしまったのはあたしが悪いね。

あたしは言いたい事、山ほどあったんですよ。

うちらが戻るかどうかとか、あたしの気持ちがどうとかよりも先に─

うちらが一緒に暮らす事

うちらが異性である事

一度はそういう関係だった事

これから恋愛したら?

でも結局、一緒に居たら、何も変わらないじゃない。

本当はちゃんと言わなくちゃいけなかった。

言わなかったのは比呂のせいじゃないんだよ。
ただ、比呂が、あたしが言うよりも先に全部答えを言っちゃったから…。


「一ヶ月経ったって結局何も変わらないんだから、俺が居なくなる意味もないんじゃんw
お前がこだわりたい所は距離じゃなくて形だろ?好きにやっていいよ、俺も好きにやるし。
彼氏じゃなくていいし、彼女じゃなくていいよ、もう。男連れ込むも自由だし、俺もさっさと金貯めて引っ越すから。」

「比呂は女の子連れ込まないの?」

「どっちがいい?」

きっと、いつものあたしなら、泣いてるんだろうなって思った。

もう意地を張るのも疲れちゃって、素直になりたくて。

でも優しくされればされるほど、何かが違う気がするの。


「まだ酔いから冷めないんだよw」

痛々しいなーって分かってたんだけど、あたしそうやって答えたんだ。

まぁ本当の事。

悩んでるあたしヤバイ的な…?よくわからないけど、悩んでる自分に酔ってるんでしょうね。


「俺の事幸せに出来ない病だっけ?あたしは幸せになっちゃいけない病か?ww
なんでもいいけど、どっちなのw?」

この人は、なんで笑うんだろう。

あたしが言える事でもないけど、ふざけてるとしか思えない。


「あたしがすぐに戻ってくるって思ってるんでしょ?」

「…お前死にたいの?w」

「真面目に聞いてんだけど…」

「いや俺もね、真面目に聞いてんだよ。どっち?」

あたしがその答えをはぐらかしてたのは見え見えなんだね。


「『女くらい連れ込めよ』って、一ヶ月経っても言えないんじゃん?そのうえ『連れ込むな』とも言えないんだろ。
こんなに分かりやすく不器用だとは思わなかったw」

「バカにしてる?」

「してるし、面倒臭いw
もういいだろ、お前に任せると周りくどいから、俺に任せて。
質問は無しね。今のお前に何を言っても「でも」しか言わないから。」

本当はもっと色んな事言ってたけど、省略するね。


「やっぱあたしお金借りようか?」

「…あのさ、そんなに嫌なら、俺実家から通うから、一人で引っ越していいよ、別に。」

「そういう事じゃなくてさ…」

「そこで『うん、ごめん』位言えないでどうすんだよ。その程度でごちゃごちゃ言うなよ。
逆にどうにか出来んの?今になって急に、お前が望む形で引っ越し出来るわけ?
俺だって出来るなら、同じ部屋なんて選ばねーから。」

最後の一言ねー…強烈だった。

そうなんだよね、比呂だって、望んでそうしてるわけじゃないんだ。

状況を把握してるのは、比呂だったね。

この一言をくらっちゃったら、なんかもう言い返せなかった。


でもさ、本当はあたし分かってるから。

ごちゃごちゃ言っても、一緒にいれるのはやっぱり嬉しいの。

一緒に居たいんだよ、本当は。

それなのに、彼女っていう肩書きを持つのは嫌なんだよ。

大好きだけど、一緒に居たいけど、やっぱり嫌なんだよ。

何言われても結局、あたしの判断する「比呂の幸せ」を比呂にはちゃんとつかんで欲しいから。


「だったら、あたしが実家から通うから。二人で無理する事ないじゃん。」

「何が不満?男女だから?付き合ってないから?俺だから?」

全部そうだった。
でも、原因は一個だったんだよ、実際。



またあたしが甘えたら?

今の状況のまま戻りたいって思ったら?


強くなりたいって思ったのに、一緒に居たら、また変わらない気がして嫌なんだよ。



あたしがそう言ったら、やっと比呂も真剣な顔してくれた。

「そういうのが聞きたかったんだよ」って。


ちょっとだけ、なんていうのかなー…吐き気がした。

自分があの日決断した事がなんだったのか、正直よく分からなくなった。

頑なだったはずなのに、どうでもいい事のような。
意地を張った理由とか、なんかもうごちゃごちゃだった。


気を抜いたら、好きだって言っちゃいそうで。

でも言えなくて。

言えない理由も分からなくて。

本当はしんどくて、助けてほしくて。

強くなる意味ってなによ?

変わるメリットってなに?

あたしは強くなって、どうするつもり?


そんなんが頭の中に駆け巡って、今にも吐きそうだった。



明日迎えに来るからって比呂は帰ってって、本当に来た。

あたしは着信と部屋の呼び鈴で目を覚まして、寝起きのまま比呂を部屋に入れて、また布団にもぐった。


あーそうだ不動産行くんだと思って、着替えて車に乗って。

何もかも、あたしは比呂に任せた。


比呂に何か言うのも面倒になったって言ったら随分投げやりに聞こえるけど…

本当にもう気力がなくて。


今はそれでいいって言われて、それこそ甘えだけど、今だけはこのままで居たかった。

またちょいちょい更新します。

ごめんね、脈絡が相変わらず無くて。

多分みんなが思ってるより、あたしは元気です。

でもって、あたしが思ってるより、比呂は強い人です。
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