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一方通行の世界は虚しく美しい

 



 今日は久々に常連さんに話しかけられた
「もう辞めるの?」その一言に苦笑した。
 あなたがわたしのアドレスを訊いたのはもう一年も前のことで、あなたはわたしを避けていたじゃない。
 困った顔でわたしのレジを通っていたじゃない。
 きっとわたしはあなたよりずいぶん年下で、あなたの抱くイメージからかけ離れた女なのです。
 その一言はどんな意味を持っていたのでしょうか。
 わたしはあなたのこと、大事になんて思ったことはないけれど、それこそ氷山の一角に過ぎないわたしを見て、幸せだったのでしょうか。
 わたしの心は相変わらず、ふたつ。
 ねえ、白石少年。
 いつになったら、あなたはわたしの中から消えていってくれるの?
 わたしはあなたに逢いたくなるけれど、あなたはきっとわきまえているのに。
 わたしの心は変わらず、わがままで自己中心的で…ああ、言い出すときりがないわ
 あたしは、しょーちゃんを愛して幸せになりたいのに



 どうして、こうも、上手くはゆかない?



 

揺らぐ存在証明

 



地震、こわい。
わたしと同い年の子や、小さな子ども、老人、年齢問わずどんどん消えちゃう。
もうやめてよ。
いいこにするから、わたしたちを篩にかけないで。
どんな罪を犯しているかも解らないわたしたちでも、それぞれ一つずつしかない尊い命なの。
誰かひとりがいなくなったら、必ず二人は泣いてくれるのよ。
どうだっていい命なんて、きっときっとないのよ。

つがいを亡くした手袋

 



落ちてる感覚がする。
新年早々、別れ話は毎年恒例かな。
まあ出来れば、今回が最後になればいい。
身体がおかしい。
生理がこないくせにだらだら血は流れる。
ストレスかな。なんだろう、
生温い安息はわたしにはやっぱり過ぎたものなんだろう、ね
冷たいのがお似合い。そう思ってるのに
愚かとはわたしにいちばんお似合いの言葉だ。



 

都合上、仕方ない嘘。

 



今日、しょーちゃんに彼と同じ学校だってことを言った。
彼のお母さんに彼の後輩になるねって言われて、びっくりしたって。
しょーちゃんは不安がってたけれど、何も起こらないように努力するしかない。
向こうだって、何も起きてほしくないに決まってる。
近づいてくるわけないって信じてる。
ほんとは初めから知ってた。
でも、だから行くわけじゃない。
幸せになるために必要なことだから行くの。



いまさらあたしが何言ったって、信用ないのは解ってる、けど。



 

ふしだらな感情

 



セックスしたい。
気が済むまで腰を振って、乳房を愛撫されたい。
脳髄が蕩けるようなキスをして、愛撫に痺れた乳房をもっと虐めて、身体の奥まで感じたい。
髪を引っ張って、顔が歪むほど痛めつけて、まるで犬みたいに扱ってくれてもいい。
気絶するほど犯してくれたら、あたしは満足よ。
そのあと優しく抱き締めてくれれば、もう何も言うことはないわ。
ねえ、あたし、寂しいのね。
恋とセックスは別物なのかしら。
教えてなんか、要らないけれど、



ねえ、あたし。
まだあなたの側にいてもいいの?