読ませていただきましたが……感想をハガキに書いて送るのに違和感が。
あんまり図書カードとかって応募したことないんですよねえ…、自分のことはさておき。
うーん、面白いのは面白いんですよ、凝った作りになっていて。
夏目の口調にところどころ違和感がありまして…地の文の〜である口調にも違和感が。
それさえ気にならなければ、とてもよくねられた物語ではあります。
が、やっぱり感動には欠けます。
『ランプ堂奇譚』
タキの祖父と、その手紙をやりとりしていた女性の話です。
見えないのに感じる妖怪の温かさだとか、雰囲気が良かったです。
「縁」がキーワードとして語られてゆきます。
そして名取さんも登場し、彼はまた損な役回りと言いますか。
まあ可哀想なのは、夏目本人なのですけれどね。
3作品の中で一番良かったと思います。
『妖の音』
音楽に誘われた天狗さんと、それに驚いた昔の夏目、それを見ていた女の子の後悔の話です。
この話にはレイコさんが絡んできます。
そういえばアニメにも、同級生の後悔を取り上げた放送がありましたね。
それに似ています。
一番雰囲気が好きな話ですね。
『妖の夢路』
こちらも同級生です、ただしお姉さんが妖と関わり衰退していきます。
芳しくない姉の容態を田沼に相談して、それが夏目に伝わり、妖と和解?します。
悲しいお話ではありましたが、よろしかったんじゃないですか。
優しいお話ばかりでしたね。
感動を求めていなければ、おすすめかと思います。