『蛍火の杜へ』

Amazonさんの方で予約注文しておりました。

昨日届いたのですが寝ていまして、今日受け取り致しました。


完全生産限定版の購入になりますので、特典がいっぱい付いております。

目当ての、ギンのお面ストラップは勿論。

イラストカードセット5枚、ステッカー、ブックレット、クリアケース。

そして、デジジャケット!!

以下、写メを載せておきます。




物語の内容の方は、ほぼ同じです。

しかし、成長シーンは蛍の回想となっています。

高校生の蛍が、ギンに逢いに行く途中から始まり。

それからギンとの出逢いの回想に入るわけです。


原作の方では、ほとんど描写のなかった蛍の私生活。

杜でのギンとの遊び、お祭りの内容など。

大森監督の解釈で色々加えられています。

ギンのお面の入手エピソードなんかも、ありました。


後は、原作同様のカットに始まり。

素晴らしい風景画と、マッチした吉森さんの音楽。

独特の雰囲気を楽しめる『間』のとり方。

どれも素晴らしいです。


キャストは内山昴輝さんと、佐倉綾音さん。

お二方共、ギンと蛍の年齢に近く、初々しさがよく感じられます。

特に佐倉さんは、17歳とのことでしたので、高校生の蛍にぴったりだと思います。

個人的には、もう少し声の高い人が良かったかもとも思いますが。


同級生が、蛍のことを好きそうにしていて、ちょっと笑えました。

解釈にもよりますがね、不快に思う方も居られるでしょうし。

ああ、そのシーンの前、蛍の帰宅シーンで後ろの方に居たの、夏目ですよね?!

驚きました。笑


さて。

一番好きなシーンは、蛍がギンのお面を取るシーンです。

取った後被せて、ぶっと言うギンが面白いので。

お祭りのわたあめが、空に舞い上がってゆくシーンはとても情緒溢れるもので素敵です。


出だしの「恐ろしいおこちゃまだな」という台詞が省かれていて。

言ってくれるのかな…と期待していただけに、そこが残念かも知れません。


お面を被せてのキスシーン、最期の抱擁シーン。

どちらとも結構な時間を取ってるので、見ていて胸が熱くなりました。

でも、お面へのキスはもっと短いものだと想像していただけに「長くない?」とも思いましたが。笑


はい。

原作の尊重された、良い作品でした。

作中で3回泣きましたよ。

「ぜったいよ」

「わすれないで」

「ええ、私もよ」

この3シーンですね。


ゆったりした時間の流れを表現するために、長い尺があります。

最小限に抑えられた言葉が、浮き上がって見えます。

良作でした、お勧めです。