発売日に購入したのですが、先延ばしにしていて今読み終えました。


ヤギっぽいもふもふもふのシロ。
後継者勝負の公平な審判を夏目に頼みます。
が、相手が勝負してくれないので探してくれと。

決着を〜の下りのお口が某猫に見えて親近感を覚えました ←


夏目の方は、塔子さんの動かなくなったオルゴールを「いじってみる」と受け取り。
それを直すから勝負に付き合ってくれと言うシロ。

でも、と。
自分の手でやりたいと思う夏目と、細腕で役に立てるのか試したいシロの気持ちがシンクロすると言いますか。

ていうか、相手のアケがキメラみたいに見えてしまった私は駄目ぽ(ry
まさかの変化系!
……まあ、角な時点でタマを思い出しますからね。

アケが勝負を避けていた理由も、シロの言う優しさではない優しさで。
結局のところ、シロとアケのお師匠様が収拾するんですけれど。

やっぱりオルゴールが鳴るシーンが印象的でしたね、再び動き出した要因は誰の優しさであるのか、はたまたないのか。


名取さんへ、塔子さんのジャムを届けに会いに行き。
とある祓い屋の遺産探しに参加する事になります。

見えない妖を語る祖父を受け入れられなかった孫娘の、歯に衣着せぬ物言いがスコーンと突き抜けると言いますか。

名取と別れて柊と回る夏目。
柊がすごく心配というか、仲介と言うか……とにかく良い立ち位置のお話でした。

15巻辺りでしたかね、名取さんが夏目に対して色々思っていたのは。
友人帳の存在がバレてしまい、そして改めて話をします。
が、不穏な呟きをする名取さん。

夏目の為にと、夏目の望まない行動を取りそうな気配を感じましたが……葛藤と折り合いをつけられるんでしょうかね。

遺産の方は、妖達を愛し愛されていた主、でも人間としては孤独だった様で。
何はともあれ、まるっと収まります。
龍率高い……良い話でした!

式である龍から、夏目に似た男の話がちらりと出ましたが。
語らず行ってしまいますしね。
祖父ですかね、気になります。


最後は特別編。
梟を助けた女の子が、夢で梟に会って森へ行き夏目に出会う話です。

釣り糸が絡まった梟、取る時に一緒に取ったリングを返し忘れ。
夢で返しに来て欲しいと言われたのでお弁当を持って森へ。

夏目達も名を返すために訪れていて、一緒に探します。

結局、理によって女の子は全てを忘れてしまうのですが。
手に残った欠片と、それを見て微笑む女の子に胸があたたかくなりました。


予告ではまた柴田の出番らしいです。
10巻でいきなり会いに来て、好きな女の子の村崎が人間かどうか聞いてきた旧友。

読み返したんですけど涙が……うう。
妖絡みの事件、楽しみに待つとします。