こちらも夢の場所に…

そのうち?更新されるかと思われるハトアリ、帽子屋屋敷での夢の書きかけです。


【茶がうま…くない!!!(仮)】


「つぎの昼にお茶会をしようと思ってね。是非お嬢さんに来てほしい」

と、ブラッドに言われて来てみれば。

ががががががががががが!!!

すごく恐しいオーラを放ったブラッドが、無表情でマシンガンをブッ放していた。

「ブ、ブラッド?!わわわわわおい、待ってくれ!!」

それもエリオットに向かって。

「哀れだね」
「いい気味だよ」

その横で、ディーとダムはニヤニヤしながらそれを眺めている。

「すまねえ!!本当に悪かっ…!」

ががががががががががが!!!

目には見えないけど、当たって無いって事は避けてるのよね?

『ねえ、あの2人は何を遊んでいるの?

一番暇そうな2人に聞いてみる。

「あ、お姉さんだ、僕たちと遊ぶ為に来てくれたんだね」
「僕たちに会いに来てくれたんだよね、お姉さん」

また人の話を聞いてない。

『ブラッドにお茶会に誘われたのよ』

一応、きちんと否定しておく。

「ボス?ボスなら今取り込み中だよ」
「バカうさぎと追いかけっこしているよ」

追いかけっこ…ってレベルじゃないでしょうアレは。

「ヒヨコうさぎがボスの紅茶をひっくり返しちゃったんだ」
「それだけじゃないよ、にんじんまでぶちまけちゃったんだ」

テーブルに目をやると、なるほど無残な状態に。

『どうしたらこんな事になるの…』

テーブルがオレンジ色だ。

「…アリス!」

声のした方を見ると、走り寄ってくるエリオット。

『エリオット…来ないで』

背後にブラッドが見えるから。

「!?」

「おやお嬢さん、屋敷にいるのに遅かったじゃないか。…とりあえず、そこを退いてくれないか」

言われて気付いた、エリオットが私の背後にいる。

『いつの間に…』

耳が垂れてる。

「君は、エリオットを庇うのか?」

怖い。

『そんなつもりは無いわ』

「私はエリオットに、貴重な紅茶を台無しにされたんだ」

マシンガンが杖に変わる。

『それは…残念ね』

そんなに紅茶が大切なら、金庫にでも入れておけばいいのに。

「ああ残念だ。すごく、残念だよ。君に、飲ませてやりたいと思って取り寄せたのに」

今にも杖で殴られそうな気配…

「…はぁ」

溜息と共に殺気が消えた。

「お嬢さん、そいつを連れて行ってくれないか。煮るなり焼くなり好きにするといい」

半ば強引にエリオットを押しつけられて、私はエリオットの部屋へ来ていた。

「助かったぜー。」



 continue...



久し振りに書いてはみたものの、ラストが決らないうちに書いてしまいぐだぐだで。

続きを書く自信があまりありませんが…

う〜ん、悩みどころですね。