†Syrupy Alice Diary†

解ってる。

『死にたぃ』んぢゃなぃ。

『楽になりたぃ』ダケだって。

只、其の方法が、

『死』

しか考ぇられなぃダケだって。

解っている。

『死ぬ』コトは、

イケナィコトだって。

命を粗末にした代償。

・・・然し、

そもそも、ぼくなんかの命に、

何の価値があるの？

両親はいるょ。

でもね、『悪ぃ』と思ぇなぃんだ。

『今迄、娘を見てこなかった結末が此れだょ』

としか、思ぇなぃんだ。

唯、

『彼のヒトに傷を付けたくなぃ』

其れダケだょ。

でもね、其れも結構限界・・・。

ぼくが悪ぃのは解っている。

未来は大切。

とても大切。

だケド、

今のぼくは、今を耐ぇられなぃ。

あなたと共に歩めるナラ、何だって差し出すょ。

でも、『目』は駄目。
あなたの優しぃ眼を見られなくなってしまぅカラ。

でも、『耳』は駄目。
あなたの大好きな声を聴けなくなってしまぅカラ。

でも、『手』は駄目。
あなたを抱き締められなくなってしまぅカラ。
あなたの最期のお着物を縫ぇなくなってしまぅカラ。

だカラね、

15年間守り続けた此の『黒髪』を、

ずっとMT車に乗り続けたかった此の『脚』を、

本気で声優さんを目指した此の『声』を差し出すょ。

でも、脚を差し出しちゃったら、歩めなぃね。

其の時は、先にAWDの車椅子に乗せてね。

震ぇが止まらなぃ

怖くて仕方が無ぃ

でも

１番辛ぃのは

ぼくぢゃなぃ 

ぼくはマダ

死ねなぃ

薬の副作用で、

コレダケ苦しめられているのに、

マダ、尚、

薬に頼らなぃと生きていけなぃ

トカ・・・

本当に、情け無ぃ。

なんで何も言ってくれなぃの？

本当に気付ぃていなぃの？

気付ぃてるケド、言ぇなぃの？

何方にしても・・・

・・・とても哀しぃ。