「おっし!まどか特製スペシャルチャーハンの完成や!いっただっきまーす!」
そう独り言を言うと物凄い勢いで己のチャーハンは頬張る。
時折むせるのはそのせいだろう。
ものの数分でそれを平らげ、一息つくとまどかは部屋の窓の外をぼんやり眺める。
一人暮らしが長いせいで独り言も増えてしまった。
学校や外では明るく振る舞っているが、家の中までそうしているのは流石に無理があると言うもの。
それに、最近では今まで気付かないようにしてきた「寂しさ」も込み上げてくるようにもなった。
どうしたらこの気持ちが埋まるだろうと考えた矢先、ふと、ケータイを見た。
「電話…するべきやろか…」
真っ先に頭に浮かんできたのが、いつも遊んだりするあいつだ。
そう考えたら無性にそわそわして、落ち着かなくなってきた。
…こんなに臆病になった事、今まで滅多にあらへんかった。
なんや、この気持ち。
わし気持ち悪いやん。
「くそっ、ボタン押せへん!」
震える手がなんて情けない。
今まで築きあげたキャラとちゃう…
『〜♪〜♪』
「うわぁっ!?あ、あいつや…」
突然鳴る着メロに驚いたのか、それとも電話の相手に驚いたのか分からないまま、
「はい姫条!どしたん急に?あ、デートの誘いやろ?」
努めて明るく。
今顔を見られていない事を幸いに思った。
こんな、どうしようもないほどに赤く火照った顔を。
愛故に
(いつか、一緒にいれたらええな)
まどきゃあああああ^^!!!!可愛いんだよまったくもう>/
最近色黒関西弁がツボですb
バーローのあれも気になって仕方ない。