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愛を囁く

お久しぶりなんて言葉がチンケに聴こえるくらいにお久しぶりです。マメじゃないとかそういう問題じゃない。日々を記すと書いて日記。日々じゃない。何と言うか、日々にしては穴が開き過ぎている感じがひしひしとするんだけれどどうしよう。もう年記でいいんじゃないだろうか。←


それはそうと、『ダブルダウン勘繰郎』と『トリプルプレイ助悪郎』を漸く読みました。やっぱり西尾維新先生は素敵です!心底尊敬します。ミステリーなのに推理小説って感じじゃないところとか最高です。犯人当て!なんて良い響き!
トリックがトリックと呼べるものじゃなくて、本当に単純な、これしかないじゃん、なんて言うもので、でも読者はそれに気付かない――読者にそれを気付かせない、その技量とか真似したくても出来ない。駄洒落と言うか、巧みな言葉回しとか、やってみたいけど自滅しそう。←


兎に角勘繰郎の性格とかカッコイイ。勘繰郎が男の子だったら本気で惚れてる。←
というか先ず虚野って苗字がカッコイイ。いいなー。西尾維新先生が考える名前は楽しくて好きです。『ダブルダウン勘繰郎』では『宇田川樒』って名前が一番好きですね。疑わし君。探偵なのに!なんて矛盾!こんな風な名前を考えるのは意外と嵌ります。回文で名前作るのとかホント楽しい。地味な趣味です。←


『トリプルプレイ助悪郎』では言わずもがな、『海藤幼志』でしょう。『解答用紙』じゃ嗚呼探偵だな、なのに、『怪盗』だったら犯罪者。しかもそれがキーになるなんて本当に尊敬の一言ですよ。始めに一葉の言葉で髑髏畑百足=刑部山茶花と匂わせといて、でも実際は海藤幼志=刑部山茶花なところとか、二葉の存在とか 、何かもう脱帽の限りです。最後の最後で『海藤』の誤字とか――なんだもうカッコ良過ぎだ!


何かもう色々とネタバレし過ぎましたね。いやもう西尾維新先生好きな人はもうとっくに読んでるんでしょうけれども。

うーん、次は『傾物語』読まないとなー。まだ買ったっきり手をつけてないよ!←
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