話題:テイルズオブヴェスペリア
重い。すげー重い。こんな壮絶なの予想もしてなかった…
TOV虚空の仮面(上)、読みました。噂のレイヴン公式外伝です。
ファリハイドの名門貴族アトマイス家の次男坊、放蕩息子ダミュロン・アトマイス。あの飄々としつつも影のあるレイヴンの性格は、ここから形成されている訳ですね。今ほどヒドくはないけども、オカマっぽい(と言ったら語弊があるかもだけど)口調は昔からのようで。
女好きで悪戯好き、という上辺をしてるけども、どれも虚空を紛らわす為のお遊び。嫌いじゃないけど好きでもない。毎日が楽しければそれで良い。
そんな彼もキャナリさんに会ってみるみる変わっていった。彼女の信念はホント凄まじい。プライド高いし。
でも自分に厳しく他人に甘い子だよなァ。…いや、甘いという訳でもないか。彼女にとっては些細な事なんだろうね、あの程度の問題は。
そんな彼女に惚れない訳もなく。しかし彼女に恋人がいるのは知っているダミュロン。叶わぬ恋…切ない青春です…(´ω`;)
とかしみじみする間もなく人魔戦争。凄く悔しかっただろうなァ、よりにもよって最後の最後に庇われたらね。男が廃るもん。
しかも他と違って死に方がキレイだったからこそ生き返らせられてしまった。あそこでヘルメスさんからあの本を受け取ってなければ…!と悔やまれます。
多分あれにあったんだろうな、心臓魔導器の作り方。もしくはヘルメスさんが事前に作っていたか。
でもまさか、アレクセイが制御装置をダミュロンに渡すとは思わなかったから驚きでした。まだ正常だったんだ…っつーか、アレクセイは最初から最後まで正常だったんですけど。本当に彼の力を求めていたんだ、と。
でもねぇ…無理だよね。たった一人生き返らせられたら、誰だって死にたいよ。故郷もないし部隊もない、なんて絶望しないでどうしろってのさ。
しかしデューク…言い得て妙ではあるけれど、あそこで死人って…まぁ、それがあってこそのシュヴァーンであるのかもだけど…
こんな重苦しい人生歩んで、よくユーリの一言で吹っ切れたよな…と思わせる壮絶さでした。
まぁあれかな…ユーリ、キャナリさんに似てるよね…外見も、性格も。自己犠牲精神だったり、下町人情だったり。まぁキャナリさんのが何倍も大人ですが。
…そんな理由じゃないと良いけど。
しかしシュヴァーン・オルトレインの名付け親がアレクセイて…白鳥、て…何の意図が?
わざわざ平民の出にしたのはアレクセイが掲げる「地位ではなく実力のある騎士を」っつー政策を円滑に進める為だろうけども。
うーん、謎過ぎる。
まぁ兎に角、とても楽しかったです!シリアス大好きなんで!(場の空気を壊す軽薄な発言
下巻がどうなるのかワクワクしてます。1ミリも出なかった(と思われる)イエガーに触れてくれれば嬉しい。
イエガー、どの辺りで死んだんだろ…死体がキレイだったんだろうから砂丘よりは前、かなぁ…もしやあの名のある彼らの中の一人だったりして。
…ヒスームだったら皮肉。いや、でも最年長らしいから無いかな?