かにを食べたい、でも高くて何度も食べられないと悩んで調べてみた方が多いでしょう。
方法はいろいろありますが、確実なのは市場で交渉し、ある程度の量を買うと安いことは確かです。
お店経由で買うよりはずっと安く買えるのでおすすめです。
また、市場に出向く時間がない方は、通販ならば流通コストを省いて安くなっています。
詐欺の罠というのは、恐るべき巧妙さで法律や取締りからの抜け道を編み出し続けており、実際に先日危うく騙されかけたのが、買ったつもりのないかにを勝手に送ってくる、通販押し売り商法です。
オレオレ詐欺のように自分は大丈夫と思っていても、アンケートと言われるとつい警戒心を解き相手の術中にはまってしまいます。
毅然とした態度ではっきり断らないと、証拠のないのをいいことに、数日が経った頃、断ったはずのかにと思われる大きな宅配便の箱が法外な請求書つきで届きます。
返品も問い合わせも出来ず、結局はお金を払うしかありません。
それとは別に、どう見ても最高のかにだと思える写真を使って契約させ、あちこちで売れ残ったかにを安く引き取って再冷凍してから送るとんでもない業者まで現れました。
これはよくある話だといいます。
許せませんよね。
通販は、相手も商品も見えないものだけに、信用できる会社を見つけることこそが、いいものに出会えるかどうかの境目なんですね。
活かにをさばいてみましょう。
洗って汚れを落とし、30分水に浸します。
ここからは軍手着用です。
腹の三角形部分を外して、甲羅と半身の間の関節に切れ目を入れます。
半身は一気に外します。
甲羅と半身を持って、半身の一方を外し、さらにもう一方を外します。
外したところで現れた黒いものをきれいに除き、待望のかに味噌を出します。
脚をばらばらにし、大きければ関節で切って、縦に切れ目を入れるか、殻を薄くそぎ取っておくと、食べるときに楽です。
一度やってみれば、きっとコツがわかってくるでしょう。
皆さんは中華料理と言えば何を思い浮かべますか。
いろいろな中華がある中で上海蟹をご存知でしょうか。
この蟹は、高級料理として認識されていますが、上海蟹とは、元は中国で水揚げされる淡水蟹のうちでも、揚子江の下流付近に生息している蟹を上海蟹と名付けています。
四季に関係なく流通しているので、オフシーズンなく味わえはするのですが、10月ごろ、メスはお腹の中に多くの卵を抱え込みます。
この時期と、11月の時期の上海蟹のオスの白子はねっとりとして舌触りが最高の時期で、最高においしい一品として重宝されています。
活蟹をさばくのにはコツがいります。
以下の点に気をつけてください。
蟹は腹の側からさばくので、まずは腹が上になるようにまな板に置きます。
腹部にあるはかま(ふんどし)に指をかけ、これを剥がしていきます。
甲羅に傷が付かないように気を付けながら、包丁で腹を二つに割ります。
その後、甲羅から足を取り外します。
腹の切れ目を中心に、手で折り曲げるようにして外しましょう。
ここで忘れず、エラや薄皮を指で外しておいてください。
これらは食べられません。
甲羅を裏返し、蟹ミソをまとめて入れておきましょう。
最後は、食べるときのことを考え、包丁やハサミを使って脚を関節部分で切り離しておき、包丁で表面に切れ目を入れて、身を取り出しやすくしておくというのが捌き方の基本手順です。