全てをさらけ出したあの子は

思ってたよりも

普段見てるよりずっと

若いというか

あどけないような肢体で


こんなに弾く肌なんて

久しぶりか

もしかしたら初めてで


温かくて柔らかくて

だけど

妙に大人びていて

どうしようもないほどに

甘えたくなった


「好き」じゃない


だけど好き


でも

その根本にあるのは

だいたいあの人で


時間の許す限り

絞り尽くしたいほどに

愛しくて


だけどそれは

きっと、愛じゃない


不誠実で不鮮明で

きっと、正しくはなくて

わたしを更に傷つけて

きっとあの子も

傷ついてしまうような気がする


どうしようもないこの躯


求めるばかりで

何一つ受け入れられない


それでもまだ

全然満たされなくて

愛せない