透明感

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。みなさんにとって、素敵な一年でありますように。


＊


あの子と初詣からのカラオケからのお泊まり。喧嘩に喧嘩な新年。

まず、待ち合わせ時間３０分遅らせからの３０分遅刻。寒空の下、改札でひとり待ち立ち尽くす。冷える身体、電車が来る度、改札を見る。既読にもならないラインにイライラ。やっと、来たのに、第一声は、「待っててくれて、ありがとう」ごめんねは？と内心、思いながらの初詣へ。ギスギスした感じで、手を繋いでいたら寒さからかじかんで、手を離して手袋はめてから参拝するまでの１時間ちょっとは沈黙、手繋がない。終わってからも繋がずに歩いて、新宿。当初は、歩きながら話したりして、カラオケでも話そうって行っていたのに、手も繋がず、新宿へ。カラオケへ来ても話さない。わざと離れて座った。不機嫌になる彼を見ながら、ビクビクして、さらに隅へ。ここから、喧嘩。ずっと、だるそうだからと主張する彼。待たされたのが嫌だったのと不機嫌オーラがこわいと反論。半泣きなあたしに負けたのか、ごめんね、と謝り、今日、久しぶりに会えるから楽しみにしていたんだと言っていた。そこからは、彼の不安感の話を聞いたりして、なんとなく仲直り。カラオケを出たら、夕飯を食べる予定が開いてなくて、あたしはお昼からなにも食べていないからイライラと空腹からと不機嫌オーラを漂わせてきたあの子の態度を気にしていたら腹痛に。猛烈な痛みで歩けないくらいに。駅のホームで口論からのホテルへ。それでも、治まらない１時間くらいかな。彼は、煙草吸ってたり、携帯いじったりしてて気にも留めない。挙げ句には、呑気に入浴。頭に来たから激痛の中、荷物を持って、逃亡。３分後くらいには、電車の嵐。６回目くらいで出れば、慌てふためく、彼。「なんで、いないの？意味わかんない。お願い、帰って来てよ、お願い」と言うから、仕方なく戻った。半泣き状態で、きつく抱きしめられる。ソファーに座らせられ、無理矢理のキス。「すき」「いなくならないで」を繰り返す彼を見ていたら、罪悪感で苛まられた。「俺のこと、すき？」と何度も確認。すきだよ、と本心かその場しのぎかわからない曖昧な言葉を口にした、あたし。そのまま、求めさせて、とセックス。

わかってくれたら、いいな。拗ねたあたしも悪いけど、こうでもしないとわからないのは困る。

朝、起きてから。「あさのがいてくれて、よかった。帰ってなくて、よかった」と言われて、微妙な気持ちになった。