現在生えている髪の毛を健やかに育てていくのが育毛で、髪の毛を作る毛母細胞の働きを活性化させて髪の毛がない毛穴から再度髪の毛が生えるようにするのを発毛といいます。
育毛に近い言葉に養毛というものがあり、今存在する髪をそのまま維持するためのケア全般をいう時に使う言葉です。
育毛も発毛も養毛も言葉自体は何となく似ていますが、それらの原因やアプローチ方法は違ってきますので、自分の今の症状にふさわしい治療方法を選び取ることが肝要になってくるはずです。
近年は男性型脱毛症に対する研究が進み、タイプに応じた治療や育毛方法を積極的に選ぶ人が多くなりました。
そうしたなかには、ミノキシジルや髪に良い有効成分の配合液などを「注射」するという方法を選んでいる人もいます。
注射のほうが、経口摂取に比べると高い吸収率でムダがなく頭皮に届くので、はっきりとした育毛効果が感じられ、とくに、早く効果を得たい人にとっては、良い方法と言えるでしょう。
とはいえ、AGAをどこまで治療するかは本人の審美眼や好みによるところも大きいですし、健康保険も適用されず、人間ドックなどと同様、自由診療として全額自己負担となります。
加えて、効果が得られるまでには何度か繰り返し注射しなければならないので、経済的には負担は大きいです。
ただ、短期間に効果が得られて費用対効果が高いとしている人もいるので、一概に「高値」と言い切ることはできないでしょう。
プラセンタというと、美白や保湿、美肌など美容方面のものだという印象をお持ちかもしれません。
しかし、代謝促進、免疫力向上、血流改善、炎症を鎮めたり、その他、数々の身体によい効果を発揮する成分であり、アンチエイジング作用で有名です。
ですが実は、育毛の効果も大きいことがわかり、評判になっています。
高い育毛効果を得られるとして、処置を希望する人が増えている方法は、頭皮へ直接プラセンタを注入するというものですが、皮下や筋肉、または静脈に注射する方法もあります。
それぞれの部位で、成分が身体に吸収されるスピードが変わります。
どの注入方法にしても、目的はプラセンタの効能による、頭皮や毛根の活性化です。
ですがどうやら、頭皮へ注入する方法をとると、他の方法より一層効果が大きく、しかも素早く結果がでるとされています。
ところで、プラセンタはヒト由来の成分ですので、この注射を受けた人は献血ができないことになっていますから、一応、知っておいてください。
あまり控えすぎてもストレスになりますが、暴飲暴食、とくに飲み過ぎは消化器系にもダメージを与えますし、AGAの治療をしていく中でもマイナス要因となります。
体内のアミノ酸はアルコールの代謝にも使われます。
一方で、頭髪を形成しているケラチンの生成にもアミノ酸が不可欠です。
アルコールを分解する際、アミノ酸がよけいに使われると、栄養が髪まで正常に行き渡らないようになるため、治療効果を減殺するからです。
カプサイシンという、唐辛子に含まれることでも有名なその成分はいろいろな効果が有名ですが、育毛にも効くと言われています。
血行が良くなることで頭皮環境の改善に繋がると言われています。
また、イソフラボンとの同時摂取で毛母細胞のはたらきを活発にするための成分を増やすことができるでしょう。
ただ、やはり気を付けなければならないのは、バランスを欠いた食生活になってしまうのは体のために良くないでしょう。