皮膚科のAGA(薄毛)治療のなかには、点滴という方法があります。
皮膚や髪の回復に必須であるビタミンや、有効成分であるミノキシジルなどを頭皮に直接注入するため、個人の代謝の差による効果ムラも出にくく、効果がわかりやすいという評判です。
点滴の場合は注射針での処置に比べて準備や注入にかかる時間が長いので、同じ薬剤を使っていても注射より料金が高めです。
通常は100%自費になるため、医院によって価格設定が異なります。
使用する部位によって量が変わると値段も変わるので、事前に調べたほうが良いでしょう。
点滴は注射より長く時間をかけるため、頭痛や悪心、動悸などの副作用が起こりにくく、すぐに対処ができるという安心感は、ほかの治療では得られない、点滴の最大のメリットでしょう。
性ホルモン由来で進行性の男性型脱毛症のことを略して、AGAと言います。
症状が出るのは早くて20代からですが、原理的に言えば思春期から始まる可能性もあり、ひたいの際に沿って段階的に毛が抜けて、生え際が後退します。
同じ時期につむじ付近の薄毛も進行するという人が多いです。
何がAGAを引き起こすのかは、専門家による研究が続けられているものの、解明しきれているとは言えません。
ただ現状では体内で合成される男性ホルモンによる影響というのは非常に大きいことがわかっています。
普段から海藻を積極的に食べて、育毛に繋げたいと取り組んでいる方もいるのではないでしょうか。
ワカメや昆布を食べると育毛できるというのがとてもよく知られていますね。
しかし、気を付けていただきたいのが、海藻だけを頼りにしても髪が育った!と感じることはあまりありません。
全体の栄養バランスを崩さないようにタンパク質やビタミン、ミネラルなど、必要な栄養を摂ることをお勧めします。
また、飲酒や喫煙など生活習慣に気を配ることも大切なポイントです。
薄毛や抜け毛の症状がある人が、シャンプーの後にコンディショナーを使うことは良いという人もいれば避けるべきという人もいます。
本来は、シャンプー後にコンディショナーを使うことで、傷んだ毛髪をコーティングしてサラサラにするのですが、コーティング剤にはシリコンが使われていることが多く、頭皮の毛穴に詰まってしまうと健康な髪の成長を阻害する為、育毛の邪魔になってしまうでしょう。
とはいえ、この成分が未配合の育毛用コンディショナーもありますし、毛穴に老廃物を溜めないようにきちんと洗髪することで育毛にも効果的に使うことができるはずです。
誰にでも簡単にできる育毛方法のひとつに、普段の髪のお手入れの見直しが挙げられます。
現状のままで始められることなので、もっとも手軽な方法といっても良いかもしれません。
しかし、誰にでも役立つことですので、ぜひとも行っていただきたいものです。
ヘアケアの基本は洗髪・乾燥に加え、ブラッシングです。
なにげなくしていたことが実はNG習慣だったりすることもありますし、いまさらと思わず見直すことで、抜け毛を減らすことができるかもしれません。
一方で、育毛に良いと言われる栄養素やミネラルなどをサプリでとるのは費用対効果が高く、手軽という点でもおすすめです。