国産の育毛剤において特によく見られるのですが、大抵の製品に、グリチルリチン酸ジカリウムという、日常生活ではあまり聞くことのない成分が使われています。
グリチルリチン酸は、漢方薬で知られる甘草(カンゾウ)の根や茎の部分に含まれていて、強い甘みがあるのですが、これにカリウム塩が加わると、抗炎症剤、抗アレルギー剤として、医療の世界でよく使用される化合物となります。
この物質の、育毛剤として発揮する効果としては、頭皮を荒らし、抜け毛を増やす炎症を防ぎ、フケや、強いかゆみをなども大幅に和らげます。
グリチルリチン酸ジカリウムを成分とする育毛剤、育毛シャンプーなどの育毛製品は、健康状態を保たせて、薄毛の予防や改善につなげます。
近年は育毛方法が増えてきました。
とくに最近は自分流が自然であるという考え方からか、育毛注射(ミノキシジル、ビタミン、プラセンタ、ニンニクエキスなど)といった、以前ならちょっと抵抗を感じた方法を選んでいる人もいます。
クリニックで行うため効果が客観的に判断できますし、錠剤などで摂取するのに比べると注射というのは格段に吸収率が高く、個人差が出にくいため、育毛効果がはっきり感じられると言い切る人もいます。
医療で効果があると認められている薬剤を使用するため、全体的に効果は得やすいようです。
ただ、クリニックでも健康保険適応外の治療なので、人間ドックなどと同様、自由診療として全額自己負担となります。
加えて、半年ほどで驚くほどの効果を得られる人もいますが、自分の納得できる効果が得られるまでは繰り返し処置を受ける必要があるので、通院の手間と時間がかかるうえ、費用面での負担も大きいです。
質の良いエッセンシャルオイルは、髪を健康に育てる第一歩になるかもしれません。
植物によるパワーで、血行促進の効果や、痒みを抑えて健康な髪を育てることに繋がるので、それらの効果を期待されて、育毛剤や育毛シャンプーなどにはハーブの成分が入っていることもあります。
香りや効果は、どのエッセンシャルオイルを選ぶかによって全く違うので好みに合わせて選びましょう。
どんなふうな格好で寝ているかも、育毛と関係があるのですよ。
どのような姿で眠るかによっても頭皮の血液の巡りが変化するからです。
血液循環を安定的にするために知らないうちに行っているのが寝返りなので、寝返りが自然にすぐ出来るように枕は高くないものを選択すると良いでしょう。
さらに内臓の圧迫を防止する目的で、睡眠中は仰向けを意識したり、横向きの方がリラックスして眠れるのならば右向きでもOKです。
髪の毛の大部分はケラチンでできています。
ケラチンは合わせて18種類ものアミノ酸が結合してできた集合体なので、健康的な髪を育てるためには、良質なアミノ酸の摂取が求められます。
ケラチンを構成するアミノ酸の中には、必須アミノ酸という、体の中では生成できない成分もあるので、食事の際に気を付けて摂ることをおススメします。
必須アミノ酸を多く含んだ食品である、乳製品や大豆を食べると良いでしょう。