零れる言葉に想いを託し

原作読んでから映画というのは失敗だったのかもしれない。
そんな感想を抱いてしまった映画でした。
原作の方が好き過ぎたんだ…！！

岡田くんが算哲の天地明察でしたが、よくも悪くもＳＰ感が抜けてない気がしました。
というか原作と違うところが多すぎて秋。
まず『算哲』がベースで『晴海』が後半にちょっとしかなかったことと、お兄さんになってること、双方とも初婚の配偶者についてないこと、先生の死がもう本当にツッコミたくてですね…！
「私よりも先に死なないでください」の台詞の重みと想いとがその配偶者スルーで全然違うじゃないですか！とリアルに机ダンした私ですよ。先生の死もそんな…そんな唐突じゃねーだろ！！ＳＰか！と内心思いましたねやっぱりね。

そんなこんなですが、そんな中でもいくつか面白いことがありました。
お城ですね。実際にお城見た方は映画見たらおやっと思うところです。
最初のお城での測定がどう見ても姫路城だったり、小田原って富士山出してるけどどう見ても石垣が竹田城だったり。その辺りは歴史映画ではよくあるんですけど背景映像に思わずくすりときました。

ううんと、全体でいうとまとまってる感ですが、色々省略がなんとも…。旅の二方の大願とかももっとやって欲しかったですね。
ちょっと残念かな。

作 清家未森
角川ビーンズ文庫


ちょっと久しぶりに身代わり伯爵です。
アルテマリス入りした一同。
懐かしい人物との再会を喜んでいるのもつかの間、シアランの国宝が何者かに盗まれ、取り戻すべく潜入捜査をするミレーユ。

やはりアルテマリスの面々が出てくると嬉しいですね。安心して読んでいられるのと、親交があるから微笑ましいです。
セシリア様の件もようやくよい方向になって、フレッドの今後とかが気になります。

糖度が多めになってきているシリーズですが、見る度にリヒャルトがこいつ大丈夫か…？ってくらい甘いです（笑）甘々すぎて…。いや、幸せならいいことなんですけどね！ただ彼の独占欲が心配でなりません。
フレッドも自重しているというのに。

今回はジークとリディエンヌの結婚式がメインでした。
さて次回は…おそらく盗まれた国宝と謎の少年がメインになりそうです。

ふと思ったのですがこのシリーズもしや、ミレーユの結婚式で終わるのかしら…。そんな予感がしました。