驚くのはこれから。

夢を見たのはいいとして、夢から覚めてケータイを見た。
サイレントにしていたからメールやラインがたくさんきていた。
そして、ラインを開いて驚いた。

夢で登場した人からのラインが来てたから、まさかのミラクル。
しかも、赤に黒い柄が入ったパンツを夢ではいていて、ラインではそんな感じの上着を着ていた。もちろん少し違う感じだけど、ミラクルを感じた。

なんかすごくない?





また、夢



疲れているのか、また夢を見た。
大好きな人が出てくる夢。

泣きそうになる彼が彼女を掴んで流れそうになる涙を隠そうとするから、彼女は優しく包んであげた。

それから数日。

実はまだ恋人ではない二人。
友達の家に遊びに行くと、彼女宛の手紙が。
内容は、

あのときは俺のこと受け止めてくれてありがとう。正直俺も驚いてる。でも、素直に嬉しい。
やっぱり俺お前が好き!

そんな文章を目にして、心臓が高鳴る。

紙を用意し返事を考えていると、後から彼と彼の友達が数人やってきた。
まさか来るなんて思ってなくて、さらにあの手紙のあとだ。顔なんて見れるはずがなく、彼女は即座に顔を伏せて寝たフリ。

彼は彼女を見つけるとあからさまに声のトーンが高くなり、彼女の隣にわざと座った。
そして、自分の上着を彼女にかけてご満悦。
髪の隙間から見える彼女の耳は真っ赤。
いつまでも寝ているわけにもいかず、軽く睨みを入れて隣ではしゃぐ彼を見た。

起きた彼女に気づき彼はさらに密着。
顔が真っ赤な彼女が可愛かったのか、外へと半分無理矢理連れだそうとすると、友達も喜んでいってらっしゃいなんて送り出した。

外はもう夕方過ぎの夜。
川の向こうの小さな工場越しにたまたま花火が見える。
その花火はきれいで、性に合わずロマンチックすぎる。だけど、その雰囲気を逃すことなく彼は言った。

あれ読んだでしょ。寝たフリとか普通にばれてたし。
でも本当ありがとう。あれで俺気がついたんだよね。この気持ちにさ。
だから、、、お願い。付き合ってほしい。

抱き締めた腕は彼女と違って大きくて力強い。
心臓がずっとドキドキして、返事の声なんて出ない彼女。でも、精一杯の返事をするために、彼の腕の中で小さくうなずいた。


ま、お前が俺に惚れてたことくらいわかってたし(笑)   てか声くらい出せよ。
「うるせえばか」
お前の方がバカだっつーの(笑)

伏せていた顔を上げた瞬間、彼はキスをした。

好きなんだよ、ばーか。






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