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『未來』4月号掲載短歌

お久しぶりです

東京はすっかり桜も散り、新緑の季節へと移っています

さて、今月の『未來』掲載短歌を載せておきます

今月は7首でした



冷たいと決めつけるなよ手つかずの熱き核(なかみ)に触れてみもせで

ひかりはまた速度を上げて走り出すはらりと紐が解かれた後

時として朧気になる正しさを知りながら言う君の強さは

強がりの肩はおろおろ震えおり君からメールがこないだけで

ゆるゆると金平糖は溶けてゆき真白き水は大河となりぬ

ほほなでるこの風明日は君の住む街へ届いてまつげを揺らす

同じ店同じ時間に通っても日の射す場所は日々移りゆく

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