「哀川さん」
「……あ?」
「……潤さん。なんで戯言遣いのにーちゃん女装して気を失ったまま車に乗ってるんですか」
「似合うだろ?」
「可愛いので猫耳つけていーですか」
「おー似合うだろうけど仕事終わってからにしといてくれや」
「……じゃあ潤さんつけません?」
「アタシは何つけても似合うだろうけどなー」
「どれどれ」
「アタシに断りなくつけようとしてるんじゃねえ」
潤ちゃん何でも似合いそう
「とおさかくーん!」
「なんですか?」
「交換してほしいものがあるんだけど良いかな?」
「何でしょう?」
「金の延べ棒とこの紙飛行機交換してほしいんだけど平気?」
「どうぞ」
「え、良いの。ありがとおおおおっ!?」
(そのうち遠坂君破産するんじゃないかな)
つくづく彼は不思議である。
南条君と
「土地か、株か、好きなものを選べ!」
「貴方の恋人権で」
「お前は黙っていろ!何で悪魔の交渉で俺の恋人などという選択肢が……」
「私の愛が偽者だというのね!?」
「…………」
「…………」
「…………考えとこう」
「やっほう!なんじょうくんあいしてるぜー!」
土地か株かで恋人っていう選択肢はないのかー!ってやってる夢を見た。