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3月30日 ろまんちっく、ばぶりしゃすべいべー 続き(ハルアベ)

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翌朝。

シュンがリビングに行くと、もうそこには兄の姿があった。

昨日と同じ席に座り、ぼんやりしている。
テレビからは朝のニュースが流れているが、それも見ているというほどではないだろう。

「おはよう。早いね」

シュンは隆也に声をかけた。

隆也が振り向く。

「昨日からあんだけ寝たからな」

そうか、と適当な返事をしながら、シュンは冷蔵庫に近づい、牛乳を取り出した。

流しの食器洗いカゴの中から、乾いたグラスを取り出すと牛乳を注ぐ。

注ぎながらテーブルの方に声をかけた。

「飲む?」

隆也がこっちを見てうなづく。

2人分のグラスを持ってシュンはテーブルに戻った。

グラスの中身を一気に飲み干すと、お代わりが欲しくなって、また冷蔵庫から今度は大きなパックごと持ってくる。

その間、隆也の方はチビチビと飲み進めていた。

「体調、どう?」
「あー…平気」

隆也がこたえる。


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よくリビングって書いてたけど、イメージ的に、ダイニングキッチンだったかな…と思った今日この頃です…。

3月25日 ろまんちっく、ばぶりしゃすべいべー 続き(ハルアベ)

シュンは帰宅すると、まだリビングにいる両親に、榛名を無事に見送ったことを伝えた。


兄の隆也はあの後、また眠ってしまったそうだ。

シュンな はそのまましばらくリビングにいて、デザートとして冷凍庫から取り出したアイスを食べた後、歯を磨くために洗面所に向かった。

帰宅してから両親とも、皆、元希と兄の話しを話題にはあげなかった。
けれど、母は元希が使った食器を洗っていたし、父親は元希と言葉を交わした席にどっしりと座ったまま、どこかボンヤリとテレビを見続けていた。

シュンは自分の部屋に向かう途中、隆也の部屋を覗いてみた。

薄暗い部屋の奥、ベッドの上に眠る兄の後頭部が見えた。

静かな寝息が聞こえる。

一番知っているようで、その実、一番わからない存在なのかもしれない。

そしてその兄が、なやみながら求めていたもののひとつを知ったと思った。

3月15日 ろまんちっく、ばぶりしゃすべいべー 続き(ハルアベ)

「あれに乗ったら、3つ目のバス停で降りてください。駅前のターミナルで止まるから、すぐにわかると思います」
「おう、わかった」

元希は頷いて、近ずいてくるバスが自分を乗せるためにとまると、中に乗り込んだ。

そして、バスから離れて立ったシュンに振り返る。

「ありがとな」

バス、動きます、という運転手のどこかくぐもった声がして、自動ドアはしまった。
元希はドア近くの一人掛けイスに座る。
元希が座ったのを確認して、バスは走りだした。

シュンはバスを見送ったあと、家に戻った。


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2017/03/12 17:04、 のメッセージ:

> いきなり続きですみません(>_<)
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> バス停の時刻表を2人で確認してから、なんとなくバスが来る方向に目を向けてお互い黙っていた。
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> バスは遅れているらしい。
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> 「来ませんね」
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> シュンがポツリと呟くと、元希は、そうだな、と言ってお互い顔を見合わせた。
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> なんとなく元希が笑ったので、シュンも苦笑する。
>
> それから2人は少しづつ野球のことを話し始めた。
>
> シュンがポジションを聞かれ、捕手だとこたえると一瞬、元希の目が光った。ジッと見つめられた数秒間、自分は隆也と比べられていると感じて緊張した。
>
> しかし、元希は特になにも言わず、中学での野球部の様子などを聞いてきた。
>
> チームメンバーのこと、最近あった試合のこと、監督のこと。シュンのおしゃべりを聞きながら、元希も自分の中学の思い出を話したりして、会話は盛り上がる。
>
> 「あ、バス」
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> バス停からはまだ手前の道路の信号機の下、赤信号で待っているバスの姿をシュンがとらえた。
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>
> iPhoneから送信

3月12日 ろまんちっく、ばぶりしゃすべいべー 続き(ハルアベ)

いきなり続きですみません(>_<)


****

バス停の時刻表を2人で確認してから、なんとなくバスが来る方向に目を向けてお互い黙っていた。

バスは遅れているらしい。

「来ませんね」

シュンがポツリと呟くと、元希は、そうだな、と言ってお互い顔を見合わせた。

なんとなく元希が笑ったので、シュンも苦笑する。

それから2人は少しづつ野球のことを話し始めた。

シュンがポジションを聞かれ、捕手だとこたえると一瞬、元希の目が光った。ジッと見つめられた数秒間、自分は隆也と比べられていると感じて緊張した。

しかし、元希は特になにも言わず、中学での野球部の様子などを聞いてきた。

チームメンバーのこと、最近あった試合のこと、監督のこと。シュンのおしゃべりを聞きながら、元希も自分の中学の思い出を話したりして、会話は盛り上がる。

「あ、バス」

バス停からはまだ手前の道路の信号機の下、赤信号で待っているバスの姿をシュンがとらえた。


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