おはようございます。

疲れすぎると、何もかもがどーでも良くなります。でも、そんなテキトーなことにはなりたくないので、今日は午前中は少し休養してます。

唐突ですが、私は食べ物を食べるときの下品な音が嫌いです。お蕎麦をすする音はいいけど、クチャクチャものを噛む音、口にいっぱいものが入っているのに喋ろうとするときの変な音…好きになれません。

先日、朝の満員電車で座っていると、背後に立った人から、クチャクチャクチャクチャ…ガムを噛む音が聞こえてきました。

しかも、念入りにクチャクチャクチャクチャ噛んでます。だんだん気分が悪くなってきた頃、駅に到着し、新たにお客さんが乗ってきました。

クチャクチャの本人がその波に押されて、私の前に移動してきました。




その人は、
友だちと手話で話す高校生でした。




そうか…
聾の高校生だったのか…
自分のクチャクチャも分からないかもしれない…



一気に自己嫌悪でいっぱいになりました。

世の中にはいろんな人がいます。
自分の思う普通は、別の角度から見たら全然普通じゃないこともたくさんあります。

無知であることが、分かり合うことを阻みます。

まだまだ、知らないことも分かってないことも、私にはたくさんある。せめて、固定概念に囚われず、奢らずに、目の前にあることを素直に受け止められる、そんな人間でありたい。

そうすれば、知らないよりは、気付かないよりは、理解しないよりは、きっとマシな人間になれるはず…

私にそれを思い出させてくれた、クチャクチャの高校生に感謝します。