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幻想夜話 斯波

「蝶の毒 華の鎖〜幻想夜話〜」の斯波さんエンドの感想です。

もし蝶毒で結婚する相手を選ぶとしたら、きっと斯波さんを選ぶ人が大半じゃないかと思う今日この頃。斯波さんルートで一番印章に残ってるのは、本編で初めて百合子と斯波さんが結ばれたときに、百合子が斯波さんの腕のなかで「ふいに、何の脈絡もなく、直感した。今、確実に自分は、この男に恋をしたと。」という描写。この1文がめちゃくちゃすきです。スチルも物凄く美しくて、何度も見返したし何度も回想ボタンを押しました。笑
恋に落ちるのってきっとそんな感じなんだろうな。ロマンチックな文章に、わたしもこう思える恋をしたくなります。

あとは、ハッピーエンドで百合子が死にかけて数日後に目を覚ましたとき、「当たり前だ!死なせてたまるか!」と泣きながら怒ってくれましたね。あの場面がすきですきで、Vita版ではちゃんとボイスを保存してますよ(*´∀`*)笑



斯波さんは「満ちる桜、満ちる月」と「鬼火」の二本。「満ちる(略)」はハッピーエンドのアフターなんですが、とってもよかった!二人の未来に何も不安がなかった!これよ、これこれ!蝶毒にはめずらしいほどの王道ルート。背景の桜と百合子、斯波さんのスチルがほんとに綺麗でまじまじと見つめてしまいました。
……まあ、斯波さんたら百合子に目隠しプレイとかしちゃってるんですけどね。あのスチルはどきどきしてしまうわ。笑
お花見をしてるとき、百合子がお兄さまや藤田達と無邪気に笑いあうのですが(「恋い焦がれて」)、それに嫉妬をしてしまう斯波さん(*´∀`*)!見せ付けるようにみんなの見てる前できすをする斯波さん(*´∀`*)!!お酒をのみ過ぎた百合子をお兄さまが介抱(だったかな?)しようと近付いたとき、それを断って百合子を連れ去る斯波さん(*´∀`*)!!!めちゃくちゃ良いですね!!!ごちそうさまでした!!!



「鬼火」は「座敷牢の恋人」のアフター。昔、百合子と斯波さんが初めて会ったあの日。百合子のくれたハンカチをきっかけに「もう鬼にはならない」って交わした約束が悲しい…。
百合子を欲しいあまり、似た死体をあげてまで座敷牢に監禁して、毎晩やることやって、赤ちゃんがお腹の中にいると分かってからは(一瞬堕胎も考えたけど)、やっと百合子と自分を繋ぐ確かなものが出来たことにほの暗く喜ぶ斯波さん。壊れてしまったと思っていたけど、百合子の自我がほんとは残っているもんだから、斯波さんが鬼のように思えます。お腹に宿った鬼の子産み、育てていくなんて、百合子にとっては地獄のような日々がこれから永遠と続いていく。蒼白い、執念のような炎がバックに揺らめいて見えました。

似た死体をあげたり、監禁したりと、斯波さんは百合子を自分のものにするためには悪の道を進むことすら構わない。この人はどのエンドを見ても百合子への思いが一貫していましたね。
本編バッド「後悔」は特に斯波さんの百合子への思いが大きくて、それだけにすごく哀しくて、一度プレイしてからずっと見返してないです。あれ初回プレイで引きずったもの…。


残す三人は次回
まとめさせて頂きますー。
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