食事によって髪質は左右されるので、より強く健康的な髪になりたいのであれば栄養バランスに考慮した食事を摂ることが重要です。
バランスの良い食事を摂ることを前提として、さらに育毛のためにタンパク質や必須アミノ酸、そしてビタミン、ミネラル等がたっぷり入った食品を中心に摂ると良いでしょう。
この栄養素を、ビタミン以外すべて含んでいるのが大豆製品です。
大豆に含まれるイソフラボンという成分は抜け毛を抑える働きがあるため、最適な食品だと言えるでしょう。
クリニックで行われている薄毛治療のひとつに、点滴という方法があります。
毛の再生に必要な因子であるビタミンや薬剤を頭皮専用の極小針で注入するので、経口摂取よりロスが少なく、育毛効果を得やすいと言われています。
もともと薄毛治療は全額自己負担ですが、育毛の点滴では献血などよりずっと細い針を使います。
注射と比べても準備や注入にかかる時間が長いので、価格も高めです。
通常は100%自費になるため、医院によって価格設定が異なります。
使用する部位によって量が変わると値段も変わるので、事前に調べたほうが良いでしょう。
しかし、費用対効果の面で支持する人は少なくありません。
様子を見ながら行うため副作用が起こりにくく、起きてもすぐ対処できるところが点滴ならではのメリットといえるでしょう。
医師の管理のもとで使いすぎを防げるのも安心です。
亜鉛は、髪を育てるために必要不可欠な栄養素ですが、その必要量は、毎日15mgが必要です。
吸収率が良くないとされる亜鉛ですので、50ミリグラムの摂取を毎日行っている方もいるようです。
しかしながら、いっぺんに多くの摂取が亜鉛によって行われると副作用として、頭痛などを引き起こすことがありえますから、お腹が空いている場合は除いて少しずつ分けて、摂取するようにしてください。
卵は非常に多くの栄養素を含み、体だけでなく髪の毛にとって良い成分も入っています。
黄身が多く含んでいるビオチンには髪の毛が作られる時に使用されるアミノ酸に作用して働きを活性化させるという特徴があるので、育毛にはもってこいの食品でしょう。
とは言え、生の状態で食べてしまうとビオチンは白身の中のアビシンと親和してしまい、ビオチンが体内に取り込まれなくなるので、覚えておいてください。
肌のハリツヤを上げるためにコラーゲンが効果的だと聞いたことがある方も多いと思いますが、このコラーゲンは、育毛にも役に立つのです。
皮膚の最下層にある真皮層は70%がコラーゲンで形成されていて、コラーゲンが欠乏してくると、ハリや弾力が衰えていきます。
これは頭皮も同じで、コラーゲンが重要になります。
頭皮にハリがと潤いがある状態なら新陳代謝が活性化して、健康的な髪の成長に役立ちます。