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涙雨…どころじゃない!

笑って過そう、今日くらいは。

強がりでも
穢れてしまっても


想いは風化しない

あの時、確かにあった輝き
確かに在った、君

月の華
咲き狂い、私の心を奪って、
にっこり笑う

モンブランも美味しく。

雲の隙間縫い、君のもとへ翔んでいけ

夕焼け空に
想いを馳せる

夢より素敵な夢(リアル)

目が覚めたなら

想いを届けるため
シャボン玉……吹くよ
翔んでいけ、君のもとへ

天使の休息

こんな物語がある。

――癒しの天使は、消えてしまった

「在るべき処へ、還っただけさ」
「それは何処なんだろうな」
「さぁ…何処でもない場所だろうよ」
「長い眠りに就いただけだよ」
「見渡してみなよ。不在でも、支障ないじゃないか」
「不平等で、醜くて、穢れてて……でも、空だけは綺麗だ」
「それだけが真実だ」
「なんら変わりない。通常通りの世界だ」
「……そうだね」

眠る天使には、聞こえない

――――これは、いつか過去の『物語』……

強く、でも脆い

私に向けられる悪意はそれ以上の悪意で返す

だけど、有紀に向けられる悪意なら、私は受け止める
いくらでも受け止めるよ

だから分けてくれよ
2才お姉ちゃんなんだから、“弟”護るのは当たり前だろ?

晴れた空に、シャボン玉がキレイで、眩しくて泪が零れた

14年。35才だよ、私。

成人前のまだまだ未熟な心身で、それでも力強く、私たちを護ろう救おうとしてくれた、強い君

今日の花は桔梗
花言葉は変わらぬ愛

“弟”として、変わらずあいしてるよ

おやすみ
また夜にシャボン玉翔ばすね……
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