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天使の休息

こんな物語がある。

――癒しの天使は、消えてしまった

「在るべき処へ、還っただけさ」
「それは何処なんだろうな」
「さぁ…何処でもない場所だろうよ」
「長い眠りに就いただけだよ」
「見渡してみなよ。不在でも、支障ないじゃないか」
「不平等で、醜くて、穢れてて……でも、空だけは綺麗だ」
「それだけが真実だ」
「なんら変わりない。通常通りの世界だ」
「……そうだね」

眠る天使には、聞こえない

――――これは、いつか過去の『物語』……
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