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十数年目のきせき

最近テレビを通じ、すきになったひと

友人が貸してくれた
ビデオに出演しているひとでした

そのひとを知りたくて、
レンタルしたDVDの内容がそれだったと知り、
何気なく見ていた世界が広がりました

10年以上前から
わたしは、そのひとを知っていながら、
今更すきになったのでした


ああ
応援する運命だったんだ

存外、『せかい』は広い

悲しみ

思っていた通り、『彼』の方が、悲しみは深い

華月の一番近くにいたのだから

人知れず、泣いたことも数あるのかも

私も、『彼』の決意を、ライヴ行って受け入れる

大丈夫
覚悟はできてる

「わかったよ。いいよ。ありがとう」って笑顔で頷くよ

縛りつける権利なんか無い

私は、あの頃より成長してる

深く刻みつける
Raphaelの『想い』を
再度

それを抱えて、生きていく

何度這いつくばっても、その度、這いつくばりながら進んで、光を見つけ立ち上がり、重い身体引きずるように歩いて、息切らしながら
そしてまた膝を付き這いつくばり
……何度、繰り返しても
生きていく
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