ツイッターで流した140短文。





【サブマス】

育てていたポケモンが初めて死んでしまった。
僕は笑ってた。
しんでしまった、大事なあのコ。
「泣いているのですか」
泣いてないよノボリ。
笑ってる。
「哀しいのですね、クダリ」
哀しくない。
ふふ、こんなにも楽しい。
「そう泣き喚かないで下さいまし」
そう言ってノボリは僕の頭を撫でた。



子供時代サブマスのつもり。
ありきたりだけど感情の数が少ないクダリ。





【サブマス】

僕は昔からいつでも笑ってた。
皆は明るい子とか天使みたいとか言って僕を可愛がった。
ノボリは昔から仏頂面だった。
皆はノボリちゃんの分もクダリちゃんは笑ってるのねって。
でもノボリだって楽しい時は笑うし、悲しい時は泣いてた。
きっと色々なものが欠けてたのはノボリじゃなくて僕の方。



子供時代はクダリたんは大人からちやほやされてたと思う。
にこにこ。明るくてかわいい。天使みたい。
逆にノボリは笑わないからいつも怒ってると思われてただろうな。