2020-3-1 15:33
うるさいよ、ほんと。
先日退職したバンド少女が当たり前のようにひょっこりやって來る。
「けんこーさまがいる」
「おるよ」
「けんこーさまに世界で一番可愛い画像を送ったんです!届いてますか?」
「……いや?」
「時差かな〜大分前に送ったんだけどなぁ……」
「……あ」
「あ?」
「そういや見知らぬアドレスから添付付きのメィルが來たから、中身確認せずにシュンって削除したわ」
「……けんこーさまのそのセキュリティの高さが好きです。私が違うアドレスから送ったんですね、すみません」
「ごめん」
再送されたモノを見たら、元バイトのお嬢さんと二人で居酒屋にて合同誕生日パーティーしている動画と画像でした。
プレゼントした「うるさいなぁ、もう。」Tシャツを着て行ったから撮って送ってくれたみたいです。
報告がちっちゃい子みたいでかわいいかよ。
*
退職した推しのビジュアル担当かわいこちゃんが、餞別にキャラメルマキアートのインスタントをくれました。
お手紙もくれました。
キャラメルマキアート飲めないけど、一本はいただくから許してほしい。
あんなになついていた他の職員達にはお菓子のプチ詰め合わせとメモレターだったのに、
手前だけ違うものを箱でいただきお手紙も二枚、封筒に入れてもらえたのが意外過ぎて驚きました、ごめん。
思ったより愛が伝わっていたのだろうか?
かわいいかよ。
*
そんなかわいこちゃんへの餞別に悩んでいた、五十も半ばの野村監督(野村監督系のぼやき系茶目っ氣おじさん、フォルムも似ている)。
「けんこーさん、あいつに何あげたの?(スマホを見ながら)」
「以前好きだと云っていた記憶を頼りに、ご当地お菓子をあげました」
「その記憶、当たってたの?(スマホを見ながら)」
「当たってました!女性に対しての手前の記憶力万歳」
「そっかー……俺、どーしよう(スマホを見ながら)」
「さっきから何調べてるんですか?(覗き見)」
若い女性向けのハンケチーフ特集!!!!
「(かわいい……!!!!!)」
「ラルフローレン……(スマホを見ながら)」
「ラルフは少し渋いかもしれませんね……可愛いデザインありました?(かわいい……!)」
「わかんない……これは?じる……じる?(スマホを見ながら)」
「あ!若い女性はジルスチュアート好きな人多いですよ!私もよく餞別に使います!(かわいい……!!)」
「こっちのいぶさんろーらんは?(スマホを見ながら)」
「好きな人多いし、彼女には似合うとも思います。まぁ彼女の好みかは判りませんが……(かわいい……!!!)」
「うーん……」
「デパートに行って、聞いてみたからどうですか?年齢とか雰囲氣とか伝えて」
「あ!そうか!聞けばいいのか〜!(にっこー)」
か わ い い !!!!
余りの可愛さに途中で近くに居た男性を呼びつけたからね。
「Yさん!動画!!動画撮って!!野村さんがジルスチュアートのページとか見て健氣に頑張ってる姿を撮って!!!」
と動画を撮らせたからね。
(基本的にけんこーはうっさい)
尚、デパートに行った結果、ハンドクリームを選んだらしいです。
ちゃんとお買い物してかわいいかよ。
*
後日職場のピンクちゃんに野村監督の件を伝えたところ
「なにそれ、かわいい。ピンクもノムノムにハンケチーフ選んでほしい!選んでほしいから辞めたい!!」
「待って、そんな理由で辞めないで」
君はいつもかわいいね。
*
職場のザキヤマ系えらい人が毎日のように
「けんこーさん、見捨てないで!俺の何が惡いのか説明して!!」
と煩いです。最近本当に毎日です。
「僕は間違ってるんですか!?いや、間違ってないね!!」
「だからいつも『ザキヤマさんは間違ってないし正しいことしか云ってませんよ』とは云ってるじゃあ無いですか」
「じゃあ、なんでだめなの!!ちょっとここ座って!!本当に説明して!!」
……何の試練かな??
*
「例えば小さい子がすごく熱を出して、すごーく苦しい思いをしてるとしますね」
「うん」
「でも、一発でよくなるお薬があるんです。ただしものすごーく不味いんです。人によってはトラウマになるくらい不味いんです」
「うん」
「ザキヤマさんは『おら飲めー!楽になるから我慢しろ!』て飲ますタイプなんです」
「うん」
「でもこれは正しいことですよね?ザキヤマさんだって早く良くなってほしいから、無理にでも飲ませたい訳だし」
「うん!」
「只、これが最善かと云うと『違うかもしれない』わけですよ。もしかしたらオブラートがあるかもしれないし、訳も判らず苦い薬を飲まされたことにショックを受ける子もいるかもしれないですよね?」
「あぁ!」
「要はそう云うことです」
「わかった!あ!わかんない!!だって子供なら兎も角、相手はは大人だよ!?」
はい、又通じなかったー(^○^)
*
他のおじいちゃん(主にザキヤマ被害者)にも助言を求め始める。
「僕は間違ってるんですか?」
「間違ってはいないけど、言い方がキツイと勘違いされることはあるかもしれませんね」
「直球過ぎるってことですか?」
「そうですね、言い方かな?」
「え、でも正しいんですよね?何で豪速球じゃダメなんですか??」
けんこー「キャッチボールに不適切だからじゃないですか?」
ザキヤマ「あぁ!!!」
何か通じたっぽいです。よかった。
*
ザキヤマさんに「けんこーさんちょっとちょっと」と奥に呼ばれる。
「あい、何ですか」
「俺の予想なんだけどね」
「はい」
「Kさん(いつもお菓子をくれる別部署の人)ってけんこーさん好きだよね」
「あぁ、昔から知ってるんで少し仲良しです」
「だから予想なんだけどさ、けんこーさんのこと好きだよね」
「はい。でもあの人昔からあんな感じですよ」
「好きだと思うんだよ」
「まぁ、知ってる人が今や私と野村さんくらいですからねー」
「だって独身だよね?」
え?????????????そっち?????????????そっちの意味で?????????????
ないわー!!!!
この年になってこんな話題振られるなんて想定外もいいところだわ。
想定外すぎて面白いわ。
てか人っていくつまでこんな話題が続くの??
ぱりぴ(偏見)の考えることはわからんわーーー(偏見)。
「独身でしょ、あの人」
「あ、すみません。あんま興味ないんで知りません」
「はい、出たーーーー」
でもいつの時代も大体このワードであっと云う間に終息はするのであった。
*
ザキヤマ「この案件、まだ提出されてないですが大丈夫ですか?何かありましたか?」
おじいちゃん「あ、すみません。今日中にやりますんで」
ザキヤマ「最近オブラートが解ってきた。出來るようになって來た(どや)」
けんこー「飲み込みが早くてザキヤマさんは優秀ですね」
ザキヤマ「僕、出來る男なんで(どや)」
Y「僕としては暴言より女性へのセクハラ発言を止めてほしいです」
ザキヤマ「は?セクハラ?セクハラじゃないよ!おい、ピンク!!お前嫌か!嫌じゃないよね!?!?」
ピンクちゃん「いやでーす(棒)」
ザキヤマ「はぁ!?お前ぶっ飛ばすぞ!」
Y「そう云うの止めてって云ってるの」
ピンクちゃん「やめてー(棒)」
ザキヤマ「はぁぁあ!?!?!?おい、じじぃ!てめぇ締め切り過ぎてんだよ、どーなってんだよ!!」
おじいちゃん「あい、すみません」
けんこー「ザキヤマ、落ち着いて」
あかん。
*
以上、1週間の職場状況をハイライトをお届けしました。(仕事してない)
後半の手前は
「ザキヤマさん、最速一手で、遅くても二手で切れるのを我慢しましょう」
が口癖です。
そんな彼もそろそろ異動っぽいので寂しくなりますね(主に音量的な意味で)。
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プロフィール
誕生日 | 9月27日 |
血液型 | A型 |
わかってるのよ、同僚なんだから日常会話くらいはとか頭ではわかるんだけど身体も心も全力で拒否するの←
あとかわいこちゃんへの愛は伝わっていたんだと思います!というか両片想いってやつだったのでは!?やったぜ!平和だ!お互いがお互いを大事に思っているって素敵…(*´ω`*)
ザキヤマさんのお話、今の自分に当てはめると
「(効く薬知ってるけど教えてくださいと言われてないなら)ゆっくり休んでください」と伝えて経過を見守るのかなーと考えながら読んでました。←子どもじゃなく「職場」の「大人」で想定してます。
その例えのパターンだとけんこーさんならどうされるんですか?