虚匣

久し振りに引っ張り出しました。
数々の「旅のしおり」を作ってきた我等少女隊が、初めて作った記念本。
「自分達の同人誌」みたいな、へんてこなヤツです(笑)。
漫画があって年表があってユニット？企画があって対談があってお互いへのメッセージがあって。
「少女隊カルタ」や「少女隊診断」、「少女隊グッズ紹介(※無論フェイク)」なんてコネタも入っています(笑)。
きんぐさまがプロのグラフィックデザイナーなのでクオリティが高かったり、逆にけんこーさんととめこさんは二人揃って(きんぐさまの)半人前！で迷惑をかけたり。
(それこそスピードからセンスから技術に精度まで、全てが「二人揃って半人前組！」)

３人じゃ無くても時間さえあれば誰かが誰かと会って打ち合わせして、それこそ仕事後の22時からだろうが無理矢理会ったりして。
何度校正しても赤が消えない事に絶望したり、もう訳分かんなくなっちゃってるからファミレスで漫画執筆し始めたり、それで店員さんに
「良かったら隣のテーブルも使ってください……」
と云われたり。
いたいけな子供(とお母様)に「プロの方ですか」と声を掛けられたり。
詰まり時間と技術が無くて(主に組！に)、方々にも迷惑を掛けながら作ったものです。
無駄にオフ本ですしね(笑)。
１人ウン万円投資して、「白ver.黒ver.」の二色の表紙で数冊だけ作ったんです。


「好きなものを丁寧に扱う」と云う感覚が欠落しているので、折れているし埃被ってるし何なら染みも付いていますが、
手前にとってはキラキラした瞬間をぎゅーっと圧縮・結晶化したようなモノです。
余り思い出に浸らないのでこうして手に取るのも久し振りですが、矢張り色褪せないでキラキラして視えます。(表紙は褪せてるけどね！)



これから後、きんぐさまは華麗におたくに返り咲き、あるジャンルでパイオニアに成ったりする……そんな未來(笑)。
今でも某ジャンルでそこそこ有名人だったりするから不思議ですね。
お陰さまで多忙過ぎて一年以上会えていません(笑)。


そしてこれを契機に手前ととめこさんはずーっと記念本を作る事に成る……そんな未來(＝現在)。
最早「二人揃ってきんぐさまの半人前！」以下ですし、勿論コピー本ではありますが、「他人にも自分にも余り興味が無い二人」がこうして自分たちの軌跡を形にしよう！と続けているのは……
この初代アニ本の呪いなのかもしれません(笑)。
二人して夢に取り憑かれちゃってるんだな、きっと(笑)。



そんな訳でボイスレコーダーが欲しいです。
無職期間と現在の「学生バイトレベル」な生活の所為でまだ買えていない(´・ω・`)






















あの頃は夜明け前だったけれど、今だってずっと夜明け前の眼の心地だよ。