話題:ひとりごと


たまに姉貴や妹、ついでにノイズと一緒にイヤホンを半分こして音楽を聴く。
最近はクラシックギターを弾いてばかりだったから、なんとなく不思議な感覚だ。
たぶん、この感覚はすごく必要なんだと思う。
右耳は妹。左耳は俺。
聴いている曲はシャッフルなので彩り鮮やかだ。
たまに流れるハードコアテクノやメタルのような鈍い銀の彩りもあれば、ジャズのような渋い黒や青、ポップスの淡い色たちが俺と妹の感覚を刺激する。


みんなえり好みせずに音楽を聴くので、なんだかこっちも楽しい。
ふと気付けば、妹が俺の半身を枕にして眠っていた。
俺は眠れそうにないので、仕方なく枕になってやろう。

普段騒がしい妹は音楽を聴いている時だけ静かだ。
なんだか眠っている妹の間抜け面に腹が立ったので頭をぐしゃぐしゃと撫でて気晴らしをしておいた。
「むにゃむにゃ」言ってるけど気にしないのが俺スタイルだ。
このまま寄り添って眠るのはなんだか恥ずかしいので、妹を抱えて部屋に放置してきます。
なんか物足りないので頭に三つくらい氷を乗せときます。