中学のクラスメイトが2月に火事でこの世を去った。

通夜も葬式も行った私。
会場内は人で溢れかえっていた。
彼女がいなくなってしまったという事実が
信じられなくて、
泣けなかった。

ただ、ずっと考えていたのは、

何故彼女だったのだろう

ということ。

火事に気付いたのは彼女で、
一度は外に逃げたのに、
何故かもう一度炎のなかに戻ってしまったと聞いた。

あんなにも泣いてくれる人がいて、
きっと将来有望で、
夢や希望で溢れて、
死ぬことなんて考えていなかったであろう彼女が亡くなってしまったのだろう。

途中から、
何故、私じゃなくて彼女なんだろうか。
と思うようになった。