透明感

周りの変化を感じる。時間は、確実に流れている。もう、高校を卒業して4年も経つんだ。この4年間なにしていたの、あたし。自問自答。

友人の何人かは、結婚して妊娠している。何人かは、大学を卒業して来年から新社会人に。相変わらずの子たちもいる。あたしも相変わらずの子たちだ。

あの子と出会って、付き合って、今月で11ヶ月。来月には、1年が待っている。初めて、こんなに長く一人のひと付き合った。何度も何度も喧嘩して、別れそうになって、嫌いになりそうになって、だけど、気づけば、好きで、いないことが考えられなくなっていた。

彼に出会う前のあたしは、ただのビッチで、誘われれば会って、セックスしたりして、そういうことで自傷を重ね、そのくせ、本物の愛を求めて、捨てるとか捨てられたとか、まるで、使い捨てのもののように扱って、扱われていた。自分の質を落として、寄ってくる男と恋人ごっこ。空しいだけの関係。

そんなことを繰り返して、いつしか飽きて、ひとりでいる方が楽で、時間もお金も身体も無駄に消費しないことがいいと気づいて、ちやほやされなくなり、寄ってくる男も減ったけど、平凡な日々を過ごしていたかと思えば、絶対に邪魔物が入って、平凡なんてなかった。

結婚した人たちを見るといいなと羨ましさを抱く。世界には、ビッチにならずとも、最初から自分のことを大切にして生きている人たちもいる。そんな人間にあたしは、生まれた時からなりたかったな。

だけど、汚いものを知ったから、綺麗なものが余計に綺麗に思えることもあるんじゃないかなって思ったりしてね。一度きりの人生だから、恋多き、愛される女になりたいなって。いっぱい愛されて、しあわせを教えて欲しいよ。それが、彼なのか、これから出会う人なのかはわからないけど。着地点では、笑っていたいな。

今週は、明日まで仕事。日曜日は、彼とデート。リクエストで唐揚げ弁当作ります。

話題:仕事の話

お疲れさまです。

お兄さん、久しぶりに見ました。髪を切って、お洒落さが増していて、相変わらずのかっこよさで、あたしをドキドキさせました。今日も一度だけ、煙草を吸う姿を見て、気まずいだろうから、鉢合わせしないように隠れた。本音を言えば、あたし自身、どんな顔をして会えばいいのかがわからないのであった。あたしを熱心にご飯に誘ってきたおじさんの断りに動じない精神が欲しい。年内までは、会えるんだし、挨拶くらい出来るように戻るぞ。


そして、タイ人。露骨な態度に呆れながら、はいはい、あたしは、空気ですよと思いながらもタイ人には笑顔で挨拶する。嫌いな人がなにもわかってないように好意的だと苛つくだろうからね。同じ職場の仲間なんだし、嫌いでも上辺さえ繕えないあなたの敗けですよ。


やっと、金曜日。明日は、彼に会う。絶賛、生理で顔が荒れて化粧しても隠れなさそう。まあ、そんなこと気にする人ではないから、いいけども。


とりあえず、炭酸飲みたい。