頭皮も髪も身体の一部であることには変わりませんから、より強く健康的な髪になりたいのであれば栄養バランスに考慮した食事を摂ることが重要です。
バランスの良い食事を摂ることを前提として、さらに育毛のために必須アミノ酸やビタミン、ミネラル、そして良質なタンパク質を多く含んだ食べ物を中心に摂ると良いでしょう。
なお、大豆製品はこの栄養素の中でもビタミン以外の栄養素がすべて含まています。
また、大豆由来のイソフラボンはバストアップ効果が有名ですが、抜け毛にも効果があると言われています。
タバコを吸うと肺などの呼吸器官に負担を掛けるのに加えて、育毛にあたっても不利益になります。
喫煙すると取り込まれるニコチンが作用するとアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンの分泌で興奮状態が引き起こされると、血管の収縮が起こります。
すると血液循環が悪くなり頭皮に満足な血液が行き渡らず、これで抜け毛が発生してくるからです。
健康に役立つことでよく知られている黒酢ですが、実は育毛効果もあることをご存じですか。
黒酢はアミノ酸といった栄養素が豊富に含まれており、血液の流れをよくしたり育毛に効果をもたらすタンパク質が生成されるのです。
それから、神経細胞は発毛に関係することで知られていますが、その神経細胞を刺激し、発毛を促してくれるといわれています。
黒酢の味が得意でない方はサプリメントを利用すれば問題ありません。
もしかすると将来的には変わるかもしれませんが、目下のところは厚生労働省が定めているとおり、発毛や育毛の治療は健康保険の適用がない保険外診療となります。
育毛治療にはなかなかの期間がかかりますし、クリニックで治療を受けるには相応の出費が伴います。
ですが、その場では支払う必要があるものの、確定申告が年に一度行われる際、医療費控除を申請すればいくらか還付を受けられるかもしれません。
クリニックで行われている薄毛治療のひとつに、注射器や専用器具で点滴する『注入療法』と呼ばれるものがあります。
なかでも点滴は、毛髪の再生と育成に必要な栄養素やミノキシジルなどの薬剤を、頭部に直接注入することにより、経口摂取よりロスが少なく、育毛効果を得やすいと言われています。
同じ注入方法でも注射と比べると、所要時間が多くかかるので、同じ薬剤を使っていても注射より料金が高めということがほとんどです。
ただ、複数回数分をセットにして利用しやすい料金を設定している医療機関もあります。
点滴は注射より長く時間をかけるため、頭痛や悪心、動悸などの副作用が起こりにくく、すぐに対処ができるという安心感は、ほかの治療では得られない、点滴ならではのメリットといえるでしょう。
医師の管理のもとで使いすぎを防げるのも安心です。