男性が発症すると思われているAGAですが、実は女性にも症状が表れることがあるのです。
性ホルモン由来である点は男性のAGAと変わりませんので、女性のケースではFemale Androgenetic Alopecia(女性男性型脱毛症)、FAGAという呼称が使われています。
男性との発症の違いは、同じ薄毛でもM字状にはならないこと、髪全体が薄くなっていくことと、そのほか女性の場合はホルモンによる脱毛抑制が期待できるのでAGAほどの進行性はないというところでしょう。
効果的な育毛のために気をつけたいのは、毎日の食生活です。
外食は和食でも濃い目の味付けなので糖分が多くなりがちなので、量やメニューを選んで食べるようにしましょう。
脂質の取り過ぎも末梢血管の流れが阻害され、病気や抜け毛の進行を招き、複合的に育毛剤の効きにくい体質になってしまいます。
食品添加物は食味を良くしたり保存性を高めるのに使われていますが、育毛や肌の再生に必要な栄養素の取り込みを阻害する作用がある添加物もあり、髪や頭皮に悪影響を与えるものが少なくないようです。
血流を改善する、栄養になるといった「髪に良い」系の食材は人気が高いですが、ただ多く食べれば効果が出るものではないですから、むしろ、栄養バランスの良い食事をとるようにしてください。
また、脂質を抑えているからといって、全体のカロリーの取り過ぎにならないよう注意が必要です。
発毛を促進させたい気持ちは充分分かります。
そのために頭皮に刺激を与えて、頭皮をブラシなどで叩く方がいるということをたまに噂を聞くことがあるでしょう。
答えを先に言うと、この頭皮をタッピングする方法は頭皮環境にあまり良い影響を与えず、逆に薄毛を引き起こしたり抜け毛の原因になったりすることもあります。
頭皮にあたる部分が尖っているブラシなどを使うのではなくて、指先だったり先が丸くて柔らかいグッズを使用するならば、強い負担をかけることなく健やかな髪の毛のために有効なのです。
薄毛に悩んでいることでも有名なお笑い芸人の岡村隆史さんも対策としてAGAと向き合っています。
一般人とは違ってお笑い芸人ですから、薄毛もネタにできそうですが、毎月3万円ほどをつぎ込んで薄毛対策に乗り出しているそうです。
お医者さんで処方される専門の治療薬を飲んでいるだけのようですが、誰の目にもわかるくらい髪の毛が増えてきていると言われています。
最近では、薄毛対策を専門に扱っているクリニックを訪れる方が増えています。
AGAが原因で薄毛になっているときには、AGAにピンポイントに対策を講じなければ育毛は叶いませんから、できるだけ早く治療に取り掛かることが重要です。
ただし、クリニックにお願いしてAGAを改善した場合、3割負担の対象ではないですし、価格設定もピンキリなので、クリニックに行く前に実際かかる費用を下調べしておくべきでしょう。